無意識日記々

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アルバム発売後プロモ期間最長?

昨夜は「SONGS OF TOKYO」の地上波放送で、今夜は「CDTV LIVE LIVE」の放送だ。もしかしたら生出演? そこはわからないけど、連日贅沢な話だわね。

しかし、これだけアルバム発売後にプロモーションがずっと続くケースというのもヒカルの場合過去似なかったのではないか。アルバム配信開始日から数えると7ヶ月、フィジカル発売からも半年が過ぎている。過去こんなに引っ張ったアルバムあったかな?

『First Love』は1999年3月の発売。半年後の9月の時点ではヒカルの地上波出演が一段落し、ナチュラルブリーズコンサートへの出演を以て一区切りといったところ。注目は秋発売のニューシングルへと遷っていった。結果的にそれはセカンドアルバム収録の『Addicted To You』となったので、つまりファーストアルバム発売後半年経過した頃には関心は次のアルバムへと移っていたのだ。

『Distance』は2001年3月の発売。4ヶ月後の7月には『FINAL DISTANCE』がリリースされ、これは当初変則シングルカットだと思われていたが結果的には次作『DEEP RIVER』からのファースト・シングルと相成った。

その『DEEP RIVER』発売(2002年6月)後はヒカルが体調不良でプロモーション活動もだいたい休止、その次の2006年6月『ULTRA BLUE』は発売後すぐ全国ツアーに突入していく。2008年3月の『HEART STATION』は同年5月に特大のシングルカット『Prisoner Of Love』を投下した後、『Eternally』のニューミックスやUTADAの2ndアルバム、書籍『点』『線』のリリースに遷移していったのでここもアルバム発売後のプロモーション期間は短い。

2016年9月の『Fantome』の場合はアルバム発売後同年内のラジオテレビ出演は活発だったがMVを作った『忘却』のプロモーションをしないまま『Ray Of Hope』EPが海外でヒットしてレコード会社を移籍、それ以降は次の2018年6月の『初恋』アルバムの楽曲にスポットが当たっていく。そして同作は2006年の『ULTRA BLUE』同様ツアー連動だったので以降のプロモーションもツアー絡みとなる。

こうしてみると、宇多田ヒカル名義に関して言えばアルバム『BADモード』の発売後プロモーション活動は、過去最長期間に突入したと言ってよさそうだ。発売前は「既発曲の割合が多すぎる!」とか言われていたのにこの事態。それだけレーベルがこのアルバムの出来栄えとそれへの反応に手応えを感じているのだろう。もしかしたら11月のネトフリドラマまでこのまま『BADモード』で引っ張るのだろうか? 多いに結構。それをするだけの価値はある作品だ。一方でそろそろ真っ新な新曲がリリースされてもおかしくない時期に入っているともいえるので、今夜のテレビ出演が終わった後も目が離せないことは間違いない。ま、なんにもなくても目を離す気はございませんけどね!