無意識日記々

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好運と感謝を

今のヒカルさんにとって幸せとは何か。昨年のAppleでのインタビューでこんな風に答えている。

『happiness is just like an imagine it's like a concept then I think the only way anyone can feel really happy is the way just feeling fortunate and grateful thing 』

「幸福とはイメージでしかなく、それは概念だから、誰もが本当に幸福を感じられる唯一の方法は、ただ好運と感謝を感じる事なんだと私は思います。」

その上で、

『so in that sense I think this is the happiest I've ever been in my life』

「そういう意味では今が人生で一番幸せだと思う」

と自らの幸福について語っている。

「イメージでしかなく、概念だ」というのは、幸福とはその人の物事の捉え方の話なので何か定型的な物事に収まる訳ではない、ということなのだろうか。そして、今のヒカルは、今が今まででいちばん好運と感謝を感じられているからいちばん幸せなのだと語る。

私なりに踏み込んで解釈すれば、物事をただありのままに捉えた時そこには幸福も不幸もない。自分のその時の心境に照らし合わせた際に沸き起こる感情であって、それではありのままを捉えられていないではないかというのならそれは確かに対象に対して常に「間違っている」と言えるかもしれない。だから『日曜の朝』の

『幸せとか 不幸だとか

 基本的に間違ったコンセプト』

の一節は、そういった解釈も可能であるかもしれないなと。

1年前ではあるが、ヒカルがこのような心境を継続しながら

『今の私が思う幸福とはなにかの歌ができました。』

というコメントを出したのならばその『feeling fortunate and grateful thing』、「幸運と感謝を感じる事」が歌詞の中に(直接的か間接的かはわからないが)盛り込まれていると見立てるのが自然だ。それを踏まえて、公開になっている

『追いかけても 追いつけぬ

 幸せは側で待ってるだけ』

という『Gold ~また逢う日まで~』の一節を眺めると、外に外に求めている間は幸せの存在に気づけない姿が思い浮かび上がってくるのだけれど、さて、実際はどうな風になってるんだろうね。…と、こうやって新曲発表への時間を楽しめてる事自体、とてもありがたくてとてと好運なことなので、確かにこれは幸せな時間を過ごさせて貰ってるなと思いますですよ。ふはぁぁ。