「Ｂ面１曲目」にはどんな曲が来るのか。他のアルバムでもみてみよう。
3rd『DEEP RIVER』7曲目『東京NIGHTS』
5th『HEART STATION』7曲目『Gentle Beast Interlude』～8曲目『Celebrate』
6th『Fantôme』6曲目『ともだち』
7th『初恋』7曲目『Good Night』
8th『BADモード』7曲目『誰にも言わない』
こうしてみると、どちらかといえば、「中盤でギアを上げなおす」タイプの曲が多い、かもしれない。『Gentle Beast Interlude』～『Celebrate』なんかはわかりやすいかな。
一方で、『Good Night』や『誰にも言わない』のように、しっとりとした雰囲気を醸すケースもあって……あ、これ別で立ち上げて議論しないといけないやつだ…他稿に回そう…。
てことで諸々すっ飛ばして結論を先に言ってしまえば、『Gold ～また逢う日まで～』はオールマイティにＢ面１曲目に合いそう、ということだ（まじ唐突だな話が）。要は、
「中弛みしそうなところで新鮮な空気を送り込む」
のがＢ面１曲目に課せられた使命なので、「バラードとして始まりながらダンストラックで終わる」Goldという曲は、流れを変えるには絶好の１曲なのだ。従って、目下の予想では、この曲は全10曲収録のアルバムなら6曲目、12曲収録なら7曲目に配置されそうだという事になる。はてさて、予想が当たっているか判明するのはいつになることやら…
…そうなのよ（と一人で納得中）、この議論をする為には、宇多田ヒカル名義の各アルバムの「全体構成」を種類別に分けないといけないんだった。最も大雑把には「LP型」と「CD型」が合って、前者は前後半の二部構成、後者はシームレスに一気に聴かせるタイプでな…ってこの話がかなりの文量になるのに気がついたので次回以降続けるかはちと考えてからにするですわね。
