前回「アルバムからの最初のリリース曲はあんまり1曲目にならない」ことをみたわけだが、ではどこに配置されがちなのか。大雑把にいって
・B面1曲目
・ラス前
この2通りがある。
B面1曲目というのは、
1stアルバム6曲目『time will tell』
2ndアルバム7曲目『Addicted To You』
4thアルバム7曲目『COLORS』
の3曲のことだ。注意して欲しいのは、現実のアナログ盤のことではなくて、「CDとして出したアルバムをもし“1枚の”アナログ盤に収めたら」というときの「B面1曲目」を言っていること。2枚組だとC面1曲目ってことになるんだけどこの言い方だとアナログ世代にすら通じないのでな…なんともややこしいけれど。『time will tell』をB面1曲目と呼ぶのは苦しいのではないかと言われそうだが、あのアルバムは10トラック目がインタールードで12トラック目がリミックスだから、A面5曲B面5曲と考えると『time will tell』がB面1曲目になるんだよね。
そしてもう一方、「ラス前」というのは
3rdアルバム10曲目『FINAL DISTANCE』
5thアルバム11曲目『ぼくはくま』
7thアルバム10曲目『大空で抱きしめて』
8thアルバム9曲目『Face My Fears』
の4曲だ。どれも実際のトラック数としてはラス前になってないからこれまた注釈が必要か。『FINAL DISTANCE』はその後『Bridge (Interlude)』を挟んでラストの『光』へという流れなのだが例によってインストを曲数としてカウントしない感じだね。『ぼくはくま』はラスト・トラックの『Flavor Of Life』をボーナストラックと見做して実質的ラスト曲を『虹色バス』としたもの。『Face My Fears』もアルバム『BADモード』を「本編10曲&ボーナストラック4曲」とみた場合ラスト曲が10曲目の『Somewhere Near Marseilles ーマルセイユ辺りー』になるよねということでラス前扱い。ここまでは理解できなくもないが、流石に7thアルバム『初恋』収録の『大空で抱きしめて』をラス前というのは苦しいか。いやね、私の中で『忘却』と『夕凪』は「インスト曲に声を加えたもの」みたいな位置付けで、特に『初恋』の最後2曲『夕凪』~『嫉妬されるべき人生』はニコイチの組曲として認識してるとこがあって…ってやっぱり苦しいか~(汗)。
…気を取り直して。斯様にして「アルバムからの最初のリリース曲」は次の4つに分けられる。というか強引に分けた。
・1曲目
『Automatic』
・B面1曲目
『COLORS』
・ラス前
『ぼくはくま』
『大空で抱きしめて』
『Face My Fears』
・最後
『桜流し』
嗚呼、『桜流し』の話を全然出来てなかったか。それも含めて、では『Gold ~また逢う日まで~』はどこに位置づけられそうかという話を次回も続けるですよ。…ナンバリング増えすぎると後から参照し難くなるんでそれは今回で打ち止めにしとくわね…。