無意識日記々

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セトリとMCのズレを6年越しで云々

ベストアルバムの全容すらわからない段階でそれと連動してるであろうツアーのセットリストについて考えるのは時期尚早もいいとこだけど、ふと、そういや前のツアーのセトリはなりくんが考えたものだったもんねと思い出す。そうだったんだよな。

その事実について知る前の段階でこの日記では「セトリの持つステートメント性とヒカルの言葉や感情との乖離」について触れていた。曲目は「今の(2018年の)宇多田ヒカルがどれだけ凄いか」を主張している一方、ヒカル自身のMCの内容は「8年振りだもんね、12年振りかな? 20周年だよ~!」と、ファンとの久々の再会を喜ぶ話ばかり。勿論、「今の自分」は歌で魅せればいいのだからという判断もあったかと思うがそれにしても今持ってる感情と選曲・曲順とのズレが甚だしいなと感じていたら、セトリ決めたのはヒカルじゃなかったと聞かされて合点がいったという次第。

てことはですよ、ヒカルさん、6年前のそこらへんの不完全燃焼さを、今度こそ燃やし切りにきてくれるんじゃないかなと、そう解釈も出来るのです。今回は恐らくベストアルバムとの連動企画だろうから、他の人にセトリを任せるとかいう事にはならないわよね。多分ヒカル主導で考えるだろうし、或いは身近な人たちとの合議制辺りが落としどころかな。もっとも、プロジェクト『SCIENCE FICTION』全体のプロデューサーとしてなりくんが選ばれていたらこの限りではありませんが(……!?)。

つまり、今度は「昔の事が話題になりがちだけど今の私の方がずっと凄いんだぞ」みたいな曲目の決め方ではなく、徹底してファン目線というか、「宇多田ヒカルを25年間のどこかの時点から応援してきてくれた人たちが最大限楽しめるタイプのセットリスト」で来るんじゃないかなと、そう予想したくなるのです。自身のアーティストシップの表現? それは次のオリジナル・アルバム以降心置きなく追究していきますからねと。寧ろその為にここで一旦区切りをつけてド派手に過去を総括しようじゃあーりませんか!と、そういうノリで来るのじゃないかな? つまり、今度こそMCの感慨とそれに続く選曲がうまいことリンクしていくんじゃないかと、そう思うのでありました。なので、今度は選曲者は誰なのか、或いはどういう手順でセットリストを決めたのかを、どこかなるべく早い段階で教えてくれると嬉しいのでした。それは否定形でもいいからね。「前回の人は関わってません!」とかでも…ね?(笑)