無意識日記々

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「宇多田ヒカルって、居たんだ! 2024」


「君が心をくれたから」第2話で『何色でもない花」が聴けた部分は第1話と変わらなかったですね。次回予告の向こう側に響いてるパートも相変わらずよく聴こえないし。お話の方は前に触れた通り、第6話までに五感を失ってそこからのストーリーが分かれ目になると思うので、今んとこは温かく見守ってます。いやでも、主演2人のお芝居がなかなか上手なので結構見れてるよ。


さてチケット狂騒曲初日は…今までに比べたら阿鼻叫喚は少ないかな? 特に、ベスト盤CDを買わなくてもレギュラー・チケットであれば抽選申込できるというシステムはなかなかに思い切ったというか、好評を博すように思われる。どちらかというとここを読みにくるような人たちには不評かもしれませんが。熱心なファンは優遇されて欲しい、っていうのはいつの時代も言われてきたからねぇ。あたしはまるでそんな風なことは思わないんだけど、それはヒカルの5以降ウタユナインフレワイライラフダクと総て観れてるからってのが大きい。当選は自力、自分の運だと言われそうだけどインフレは完全に人に取ってもらってるし、明らかに周りのお世話になっとるんでそんな大きな顔も出来なく…。


という感じなので、少々皆さんとはチケットに対するテンションが違うかもしれない、というのは予めご了承下さいませm(_ _)m 特に、今回初めて宇多田ヒカルを観る!という人とは天と地ほど意気込みが違うだろうかは、そこは本当にすいません。



さてさて今回のタイトル、


宇多田ヒカルって、居たんだ!」


というのは、前回の国内ツアー『Laughter In The Dark Tour 2018』を観た人の間で非常によく呟かれていた言葉。余りにも目の前にあの宇多田ヒカルがちょこんと存在する事に対して現実感がなさ過ぎてそんな風に思ったのかな。アンパンマンとかドラえもんみたいな存在だと認識されてた、なんて風な意見もあったり。それくらい「向こう側の人」「異世界、別世界の人」という印象が強かったらしい。


あれから6年、その傾向は更に強くなってそうでね。『One Last Kiss』の特大ヒットで現人神感が更に増した。特に、あの壮大なエヴァンゲリオンシリーズの最終局を飾るに相応しかったという冠のもつステータスよな。更に一昨年の『First Love』のリバイバル・ヒット。伝説の歌手が現役バリバリ、という構図は否が応でもリスナーを興奮させてる筈。


オフィシャル側もそこらへんは把握しているようで、ツアーの開幕を告げるトレイラー映像に用いられた楽曲は『One Last Kiss』だった。A.G.クックの作るサウンドがまたSF感強めなのでコンセプトにフィットしていてね。


最近ヒカルが全然呟かないのも、そういう神秘的なコンセプトの為なんじゃ?と思い始めてきましたよ私は、えぇ。前回絵文字一文字だったもんねツイートも。そのコンセプトの徹底を言い始めたのが10月頃からだとすると、アイデアを公募しながら華麗にスルーを決めているハロウィンのコスプレが公表されていないのも頷ける。露出自体を控え始めていた、と。CNNへの出演も(あんときゃみなさんすいませんでした)、英語インタビューだから大抵の日本のファンにとっては遠い国の出来事だったろうし、あんときに顔歪んでたのも、ミステリアスなヒカルが来たよ!なコンセプトを徹底する為に色々と黙ってるストレスが大きいんじゃないかと仮説も立ててみたくなる。


なので、もしかしたらだけど、逆説的に、前回のツアーであまりにも「宇多田ヒカルって、居たんだ! 実在してたんだ!」って驚かれてたので、もうそれに乗っかっちゃおうかってなったのかもね? 今度はもっとそう思われてるだろうから、こっちから仕掛けてやろうと。宇多田ヒカルって存在はファンタジーサイエンス・フィクションの領域に入ってますよ〜という世界観に公式が乗っかったっていう構図。だとしたら…ヒカルが疲れるやね(*´ω`*)  そこらへんはなるべくストレスにならない方向で、お願いしたいものですわ。