伊藤政則とアイアン・メイデン
いつもインタビューアの伊藤政則が、アイアン・メイデンについてインタビューされるという企画。といっても、B!誌ではしばしば編集顧問としてインタビューに答えてるからそんなに珍しいことでもないか。内容としてはまぁいつもどおりという感じがしなくもないが、彼がメイデンの好きな曲10曲を選んだのは、ちょっと珍しいかもしれない。こんな感じ。
01. "The Ides Of March" from KILLERS (1981)
02. "Phantom Of The Opera" from IRON MAIDEN (1980)
03. "Aces High" from POWERSLAVE (1984)
04. "Where Eagles Dare" from PIECE OF MIND (1983)
05. "Fear Of The Dark" from FEAR OF THE DARK (1992)06. "Heaven Can Wait" from SOMEWHERE IN TIME (1986)
http://musicshelf.jp/?mode=static&html=series_d10/page2
07. "Remember Tomorrow" from IRON MAIDEN (1980)
08. "The Number Of The Beast" from THE NUMBER OF THE BEAST (1982)
09. "Hallowed Be Thy Name" from THE NUMBER OF THE BEAST (1982)
10. "Iron Maiden" from IRON MAIDEN (1980)
こうしてみると、いつもラジオでかけている曲って、つまり彼の好きな曲なんだなぁ、そのまんまなのか、という感慨が浮かぶ。ちゃんと自分の好きなようにやってると再確認できて一安心。自分の好きな曲かけないんじゃ、DJとしての存在価値が薄れるものね。んで、1stから3曲も選んでるのは、やっぱり彼が79年の夏にナマで初めて見て、その後英国初登場4位を記録した、最も思い出深いアルバムだから、ってのがあるんだろうなぁ。ふむ。
んで、一方私が自分でとっさに10曲選んだのがこちら。
- "Iron Maiden" from IRON MAIDEN (1980)
- "Phantom Of The Opera" from IRON MAIDEN (1980)
- "Purgatory" from KILLERS (1981)
- "Aces High" from POWERSLAVE (1984)
- "Seventh Son Of A Seventh Son" (1988)
- "Childhood's End" (1992)
- "Sign Of The Cross" (1995)
- "The Clansman" (1998)
- "For The Greater Good Of God" (2006)
- "When The Wild Wind Blows" (2010)
特徴的なのは、「FEAR OF THE DARK」(1992)から“Childhood's End”を選んでいることだろうか。このアルバムの中で一番回数聴いたのがこの曲なのだからわかりやすい基準だろう。本当は、“Brave New World”、“Blood Brothers”、“Thin Line Between Love And Hate”の「BRAVE NEW WORLD」(2000)からの3名曲も入れたいし、「SOMEWHERE IN TIME」(1986)からもたくさん入れたいのだが、なんというかおしなべてアルバム全体のレベルが高いと1曲に絞れない、従って、アルバムの中で突出した魅力を放てた曲を選んでしまった気がする。明日選んだらまた違う結果になるかもしれないというくらい、このバンドは総てのアルバムが凄まじい曲クォリティである。感服。