無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

物凄くつまらないけれど大切な話

日記執筆の技術的な話。

元々、この日記の曲名とアルバム名の表記方法は愛読誌(だった)BURRN!誌に倣ったものだった。曲名はダブル・クォーテーション("")で括って小文字表記、アルバム名は鈎括弧(「」)で括って大文字表記、という風に。従って、《IRON MAIDENの1stアルバムからそのラストの曲をどうぞ》は《IRON MAIDENの「IRON MAIDEN」から"Iron Maiden"を》という風に書く。この表記法のメリットは、アルバムとか曲とか断らなくても、《「」》なのか《""》なのかをみれば直ちにどちらの話をしているかがわかる点にあった。

しかし、ヒカルの話を書くにあたってはこの表記法は混乱の元になる。おわかりだろう、セカンドアルバムとそのタイトルトラックの話をしようとすると、表記が逆になってしまうのだ。アルバム名は「Distance」と小文字表記、曲名は"DISTANCE"と大文字表記で、先程の書き分け基準と真逆になってしまう。困っていた。

で、その表記の混乱を解決しましたよという報告を本来ならするべきタイミングの流れだが、全くそうではなく。最近の自分の気分でどう書いているか、一言だけ付け加えておきたくて。みうらじゅん流に言えば表記法のマイブームについての話。

最近の私は、曲名やアルバム名に限らず、歌詞や発言総てにおいて、実際にヒカルから発せられた言葉は総て二重鈎括弧(『』)で表記するようにしている。理由は単純で、何がヒカルのアイデアで何が私や他の人のアイデアなのかを区別する為だ。この日記の性質上、どうしても「ヒカルはこう思っているのではないか」という推察の話が多くなる。そんな話を続けていると時々、「そうだ、そうに違いない」と確信を持って推察してしまう事がある。これが非常に危ない。どれだけ確からしかろうが、推察は推察、想像は想像、妄想は妄想なのだ。事実とは程遠い。それをどこまでも自覚する為に、ヒカルが実際に発した言葉をその他の有象無象から区別したい、というのがマイトレンド、今の私の欲求である。

お陰で、割を食って、時々アルバム名か曲名かよくわからない書き方になる事が出てきた。ただ『First Love』や『HEART STATION』と書いただけでは、どちらの話をしているかわからない。『Distance』と『DISTANCE』なら、すぐに区別が出来るんだけどねぇ。お陰でやや不便を被っているが、申し訳ない、私は自分が大切にしたいものを大切にする。

僅かだがメリットもあった。例えば『桜流し』の話、と書けばヒカルの曲の話で、「桜流し」の話、と書けばそれは桜を散らせる雨や水或いはその景色の話である。『死』と書けば歌詞に出てくる単語の話で、「死」と書けば一般的な死という単語の話に、なるだろう。いやホント僅かなメリットだな…。

まぁいいさ、これは、マイブームと言う位だから一時的な気分の問題である。明日になったら気が変わっているかもしれないし、向こう10年ずっとこうしているかもしれない。確信や覚悟をもってやっている訳でもないのだ。手探りの中で、どうにかよい文を書きたいと思っているだけである。試行錯誤の1つと、思っておいてうただきたい。


…もう新曲2曲の配信開始まで30時間を切っているというのに、またつまらない話でエントリーをひとつ消費してしまったなぁ…。