苦しみや辛さは幸福からは遠い感覚だが美を生み出す為には必要だ。魔法の様な相性は人々も羨む程で2人に終焉が訪れた後も美しい記憶として遺ると歌うA&C。『ButWhatWeHadWasBeautiful』のButは、音節上は入らないのに光は"幸福と美が相容れない事もある"と控えめでも強調したかったのか柔らかく差し挟んでいる。OneNightMagicでも"一夜漬けの魔術"に溺れる人々を"色とりどりの生物の舞い"と美しく描いているが、歌の中で幸福を壊した人は居ても手に入れた人は皆無であって、マジックやケミストリーは美を齎しても永い幸福とは無縁だと示唆してる様に思う。
