無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

コレで拍割合ってる?;

この曲ですぐに耳を引くのは光の歌の"粘着性"だ。とにかく、自ら"炭酸みたい"と形容する軽快なジャズサウンドに乗せる歌声はリズムに遅れに遅れ小節の最後は拍が不足して次のフレーズへの入りはまるで"擬似変拍子"の様態だ。果たしてこの手法の効果で歌は重々しい情念めいた粘着性を獲得する。そこから例のクラップパート(2:52~アナタノタメナラ~)で一転リズミックな歌唱に転じるのだが何と(原曲では普通に20拍オモテウチする所を)8拍目で半拍ずらしてホントに変拍子にしてしまう。嘘みたいなアイディアだが、コレにより歌全体の拍割り(のイメージ)を変えずにリズムチェンジを成し遂げているのだ。