無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

苦も1ッない様で。

"絵に描いた様な情景美"とでも云おうか『甘いお菓子消えた』という表現には具象を出発点にしながら幻想的な感触を聴き手にスッと入り込ませる絶妙の導入部と思うのだが、さてソレが物語上どんな暗喩を担っているのかイマイチ判然としない。図としてはワタアメの最後の一口を平らげた後、或いはアイスが口の中で溶け終わった後みたいな情景を思い浮かべるし、雲1ッない青空と寂しさを結びつけるのも光ならではなのだが、この男の子は過去の"あなた"なのかソレとも白いワンピースの"君"の傍景として描かれているのか。未来も過去も今の中に1ッの絵として纏めているのかな。