無意識日記々

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毎度お馴染みこじつけタイム

宇多田家のお父さんお母さんのクレジットに奇妙なミドルネームがいつも付け加えられている事はご存知だろうか。照實さんの場合は"sking"、あれ"skingg"だっけ、いずれにせよ読みは"スキング"で、スキーと何か関係があるのかと思ったらこれは"酢キング"、"酢王"のことで、彼が無類のお酢好きであることから来ているらしい。見事に娘にも遺伝(?)
しましたな、お酢好き。そしてお母さんの方のミドルネームは"Rah"、エジプトの太陽神"ラー"の綴りだが、これも"ラー油"とかけていて、二人併せて餃子のタレらしい。なんのこっちゃ。それなら光はその2つを混ぜ合わせる、結び付ける餃子なんか。

で、エジプトといえばEXODUSというアルバムタイトル、周知の通りこれは旧約聖書の「出エジプト記」から来ていて、モーセユダヤの民を引き連れてエジプトを出国する物語だ。映画「十戒」で海が割れて道が開ける場面は余りにも有名である。昔全編見ようとして私途中で寝ちゃったんだけどまぁそれはさておき、Exodus'04に出てくる『The waves have parted』の一節は恐らくそれを意識したものかと思われる。いや船の舳先も波を分けるからそっちのことかもしれないが、最初歌詞を確認した時私はそう解釈したのだった。

で、これは太陽王ラムセス二世の統治の頃の話なんだそうな。今から3000年以上前の話。で、この"ラムセス"という言葉の語源は、「ラーから生まれてきたもの」なんだとか。ラーが藤圭子(或いは宇多田純子さん)の事だと解釈すれば、ラーから生まれてきた者は宇多田光しか居ない。モーセの出国を阻もうとするラムセスが光自身の隠喩だというのだろうか。或いは、ラーの加護の許を離れるという意味なのかもしれない。Exodus'04は、父や母にお別れを告げる歌でもある訳だし。いずれにせよ気になる符合である。当時は普通に日本から米国へと国を移ることを指してEXODUSという名前にした、という程度の解釈だったのだが、更に豊かな含意を匂わせる発見であった。飼い猫のエジプトの事を思い出す。

ちな!みに、そのモーセの奥さんの名前は"セフォラ"というんだそうな。UtaDAのイベントを開催したところである。尤も、5年後の2ndアルバム発売時の話だが。あともっとどうでもいいが、ラムセス2世の奥さんの名前は"ネフェルタリ"というそうな。漫画ワンピースに出てくるアラバスタ国王ネフェルタリ・コブラのネーミングの由来ですねぇ。