無意識日記々

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宝石のような火曜日にさよならを

明日の熊淡でRolling Stonesの「Ruby Tuesday」を流されたらうるっと来てしまいそうなので出来ればやめてほしい。ぼくはくまで明るく(ちょっぴりさみしく)お別れを言うのが理想かな。どなんだろ。ま、なんでもいいや。いつも通りで、どうぞ。いちばんファンが喜ぶのは、本人の解説による「宇多田ヒカルUtaDA/Cubic U特集」だとは思うけれども。当時のエピソードなんかも交えてね。初出しの裏話とかいいよねー。

んでも、豪華盤のインタビューからすると、いろんな事にTwitterやメッセで「コメントしない」のは、どうやらわざとであるようだから、ラジオでも、そういう事は、やってこないかな。それならそれで、いいけれど。

自分について語るより、自分の好きなものについて語る方がずっといい、というのが熊淡の(私が勝手に思ってる)コンセプトなのだから、宇多田ヒカル特集というのは自分大好き状態にならないとなかなか難しい。ヒカルの性格だと至難の業だ。私なんかは、自分で書いたものを自分で好きだというのに何の躊躇もないのだが。それは、自分で書いたからといってそれは自分自身ではない、いわば子を生んだようなものだから、という風に捉えているからだが、ヒカルはそんな風に考えないのだろうか。

「健気」。31歳の、いや、インタビュー時は30歳か、30歳のヒカルは半分の年齢の15歳の自分をそう表現した。他人事、と言っていいのかよくわからない距離感だが、和英辞書で「健気」を調べてみると[admirable, praiseworthy, laudable, brave]とある。「褒めていい」とか「勇気のある」といった意味だが、健気と言った時の、弱いものや小さいものを慈しむような目線は、なかなか掬い取れないものだな。


取り留めがなくなってしまった。今のヒカルが15年前のヒカルを見る目線は、正直で、そして優しい。それを知れただけでも豪華盤を買う価値はあったかな。明日の放送が楽しみです。本当に…。