無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

話の叩き台

無宗教の3文字が見出しで踊っていた気がしたが、結局中身は一つも読んでいない。誤報を出した方はどういった経緯でそうなったのかを明らかにして欲しいもんだ。しかし、あれだけ発行部数は競うのにここで他紙他誌を叩かないのは、自分の所も叩けば埃が出るからなんだろうな。それだったら他の業界も叩かなければいいんだけどそっちにもならないのは、それだけマスコミの"権力"が大きい事を意味する。早い話が弱いものイジメだな。

事務所だかのバックアップのない宇多田ヒカルブランドがここまでやって来れたのは、彼女の好感度が高く、叩いてもあんまり支持を得られないとわかっていたからだが、今回の件でわかったのは、つまり宇多田ヒカルブランドのニュース価値がそれだけ下がったという事だ。好感度が下がった訳ではない。全体の関心が落ちたのである。そうなってくると、宇多田ヒカルブランドに好意的な記事を書いたからといってメリットはない訳で、ならば普段の弱いものイジメフェイズが登場しても何ら不自然ではない。いわゆるひとつの熱い掌返しである。熱いとはいわないかこの場合は。

これは、困った。今は、「叩いた方が売れる」までは行っておらず、「叩いても差し支えない」から叩いているだけだ。印象操作であれ市井であれ、多くは自分の意見など持っていない。ただ周りの空気を読んでいるだけだ。ある事件が起きた時にどちらを叩くか(そもそも叩くなという話だが)は、その時の空気が決める。ロジックではない。レッテルを貼り、同じ内容の違ったコメントを10個も並べれば世論はそっちに棚引く。言い換えれば最初の10個が勝負である。

ヒカル本人は昨日のツイートの通りだ。特に何も変わっていない。行き過ぎると、「ファンに対して"結婚したからって私は何も変わってないですよ"と伝える必要があった」という所から活動再開する羽目になるが、それはまぁまだ必要ないかな。しかし、昔と較べて(メディアとの)パワーバランスが変化しているのは事実だろう。

問題はレコード会社だ。今までのマーケティングからして、そういったマスメディアの助けが必要不可欠だからだ。Mongol800みたいにマスメディアに頼らずダブルミリオン、みたいな事になったら格好いいのだが残念ながらそんなパワーはない。レコード会社がマスメディアと「もちつもたれつ」である以上、余程売れなければ好意的な記事は書いて貰えない。スキャンダルの方が売れるんだからね。ただ、まだまだ過渡期である。ここからのフォローで状況は幾らでも変化する。昨日の連ツイのように、徐々に溶かしていけばいい。理想を言えば、さっさとマスメディアとの縁を切って地道な活動をしてしまうのがいちばんなんだが、無理なんだろうな。暫くは、仕方がない_