無意識日記々

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黙るより騙して

うーん、前回のエントリーは面白くないな。色々と理由はあるが、センス・オブ・ユーモアの欠如が最大の問題だ。ただでさえ笑える場所がないのに終始あんな口調じゃねぇ…読み返すのが億劫だ。こういうのが続くと連載する意欲が削がれていくから注意しないと。たまにぽつっぽつっとある程度ならいいんだけど。

なお、(それでも躊躇わずに敢えて)前回の補足をしておくと、「情報弱者」とは、具体的には「全部そのまま信じる」のと「全部疑う」の二択しかない人の事だ。いいヤツわるいヤツ、敵味方、なんでもいいが、その間のグラデーションがない。マスメディアの手練手管とは、嘘と真実をミックスして巧みに幻惑する事なので、彼らからすれば情報操作、印象操作はいとも容易い。ゴミだなんだとバカにするのも結構だが、そのスキルの高さを侮っていては必ず騙されてゆく。もうそれは仕方がない。情報を操る技術と権力と財力が段違いなのだから。


まぁそれはいいや。


でだ。前回の続き。大事なのは、そういった技術の高い人たちからの情報ではなく、直接本人からの情報を大事にしようというのが私からの主な提案である。

ヒカルの場合、彼女からのメッセージは疑う事なく信じておいていい。点でも述べていたように、彼女の言う事総てが真実な訳じゃない。嘘も多分に含まれている。しかし、それも含めて鵜呑みにしていいのだ。何故なら、彼女にそうやって騙されたからといって、恐らく我々にデメリットなどないからだ。ヒカルが我々に嘘を告げたとして、それが僕らを陥れる腹づもりからきたものである事は考えられない。今までのヒカルの発言を知っている人なら頷かない訳にはいかない筈だ。

ここがマスメディアとの違いである。マスメディアは、私達の利益に反する事を平気で行う。だから、彼らに嘘を教えこまれる事には注意を払わねばならない。特に、彼らの保身に関する情報発信はえげつない。我々の福祉など簡単に消し飛んでしまうだろう。

一方、ヒカルが保身とやらに走った事があっただろうか。ない。それだけで、私達を陥れる動機は激減する。平たく言えば、彼女は常に我々に喜んで貰う為にはどうすべきか考えているし、その点に関しては徹底してプロフェッショナルである。彼女が嘘をつくなら安心して騙されよう。きっと、そうする事で、そうしなかった場合より遥かに楽しい時間を我々は過ごせるだろう。

繰り返す。誰が嘘をついているかではない。誰が、我々の事を考えて情報発信しているか。そこに立ち返れば最早何を信じればいいかで頭を悩ます事はなくなるだろう。


そうなった時に、ヒカルにはひとつ課題がある。何かがあった時に黙っている事だ。黙るのは騙すのより時に嫌われる。嘘でもその場しのぎでもいいから何か言って欲しい。ファンならそう思った事も多々あるだろう。

人々の意識が変化している点が重要だ。スマートフォンSNS等の普及によって、誰しもが、有名人に限らず、誰かの何かを知りたいとなった時に直接本人からのメッセージを受け取るのが普通になった。あの人元気かな、そう思った時にFacebookを見に行く、LINEでPushしてみる、簡単に返事が返ってくる。人々の繋がりがより密になっている。

今までのヒカルは、肝心の時にずっと黙っていて、それがまさに「沈黙は金」とばかりに奏功していたから、それはそれでよかったのだけれども、これからは、もう少しだけ呟きを増やしてもいいかもしれない。アーティスト活動を開始したらね。今は別にいいや。確かに、多くの字数を費やしても誤解されて伝わるだけというのが真実だから疲れちゃうのもわかるけれど、これだけみんなが"おしゃべり"になってきたのだから、もう少し情報発信に熱心でもいいかもしれない。平たく言えば、友達のBlogと同じくらいの感覚と間隔で何かを発信していく感じ。有名人だからではなく、普通の一般人(て何なんだろうねホント)の感覚でWebを使っていけないものか。信頼される情報源たる為には、まずそこを見直した方がいいと思う。そうする事でマスメディア以上の信頼を得ていけると思うのだが…どうだろうねぇ………?