無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

カバー前カバー後

普段ここでは「ヒカルの歌唱力は図抜けていて他の日本人歌手では太刀打ちできない」なんて事を毎度書き連ねているが、勿論当の本人はそんな風には思っていないし、まさかそんな発言もする筈がない。巧拙の判断は常にあるだろうが、やはり同じ職業を選んだ者同士のリスペクトってもんがあるわいな。

だからといって当欄でその手の比較を躊躇う気もない。送り手は送り手同士の連帯感で尊敬し合えばいいし、受け手は受け手側ならではのワガママを言っていればいい。そう考えている。

なので、たとえヒカルが絶賛してたとしても、こちらとしては収録曲への評価を緩める気はない。相変わらずハードルを高めに設定してあれやこれやを語りたいと思う。

その準備段階としては、参加アーティストたちの最近の作品を聴いて、そのオリジナリティがどのようなものかを把握しておく必要が…いや必要はないが、それらと宇多うたを比較する事でみえてくる構成要素も、あるかもしれない。どうすっぺかな…。

本来なら、順序が逆なのだが。自分の好きなアーティストの曲をカバーしてる人が居ます、これが聴いてみるとなかなか面白かった、どれどれ、それなら彼らのオリジナル曲も聴いてみようかな、という感じ。そうやっていろんな音楽に触れてゆくためのキッカケ、触媒に宇多うたアルバムはなる可能性がある。というかなるだろう。tofubeatsなんかこれで一気に知名度があがるだろうし。

どこまでレコード会社の枠を超えられるか、である。他社のアーティストの他社での作品を、宇多うた関連で宣伝できる"場"をなんとか作れないものか。こういう時オフィシャルというのは窮屈だ。自分でYoutubeのプレイリストを編纂すれば事足りる。やってみようかな、どうしようかな。

iTunesでリストを作るというテもあるか。今度調べてみよう。いずれにせよ、宇多うたアルバムは出す前もそうだが、出たあとの展開、繋がり具合が気になる作品である。初動売上にこだわるのも商売だが、そこから先の事も見据えていきたいものである。