無意識日記々

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たし

一巡目終わり。私が勝手に名付けた各曲のキャッチフレーズを並べてみよう。

1.「井上陽水
2.「Letters」
3.「ザ・カバー」
4.「パブリック・メッセージ」
5.「エンタイトル・ツーベース」
6.「ジレンマ」
7.「ロック」
8.「コーラス・リミックス」
9.「ラバー・ラヴァー」
10.「日本昔話」
11.「グルーヴ・リミックス」
12.「お茶漬け」
13.「ボーナス・トラック」

それぞれのフレーズで、「ああ、あの曲か」とイメージが湧いただろうか。

1.井上陽水 "SAKURAドロップス"
2.椎名林檎 "Letters"
3.岡村靖幸 "Automatic"
4.浜崎あゆみ "Movin' on without you"
5.ハナレグミ "Flavor Of Life"
6.AI "FINAL DISTANCE"
7.吉井和哉 "Be My Last"
8.LOVE PSYCHEDELICO "光"
9.加藤ミリヤ "For You"
10.大橋トリオ "Stay Gold"
11.tofubeats with BONNIE PINK
12.KIRINJI "Keep Tryin'"
13.Jimmy Jam & Terry Lewis feat. Peabo Bryson "Sanctuary"


あだ名の付け方にも色々あるもんだなぁ、と名付け親(?)ながら感心するが、これは要するに私がそれぞれのトラックで何を楽しんだかを端的に示している。

"SAKURAドロップス"では井上陽水の個性とオリジナリティを十全に堪能したし、"Letters"はあらためてこの曲が何であったかを思い出させてくれたし、"Automatic"ではスタンダード・ナンバーをスタンダードにカバーする直球勝負の清々しさ(うわ岡村ちゃんから最も遠い形容詞だ(笑))を味わったし、"Movin' on without you"は16〜13年前のあの頃を懐かしんだし、"Flavor of Life"はすわオリジナルを超えたかと色めき立ったし、"FINAL DISTANCE"では同じヒカルファンとしてそのアプローチの妥当性について悩んだし、"Be My Last"ではただひたすらロックしたし、"光"のコーラス・ワークの素晴らしさは筆舌に尽くし難かったし、"For You"はそもそも「歌は誰のものか」についてまさにこの歌の中で歌われているように考えさせられたし、"Stay Gold"では男声が女性的な歌詞を歌う方法論にこんなのがあったのかと目から鱗が落ちる思いがしたし、"time will tell"ではまるで温
泉に浸るようにそのグルーヴの波にゆったり揺られたし、"Keep Tryin'"はまさにこのアルバムを爽やかに締めくくってくれたし、"Sanctuary"は最後の最後のスペシャル・ボーナスだった。どれもこれも、本当に楽しんだ。


…最終回じゃないんだから(笑)。一巡で語るべき事が終わる訳はなかろう。もう一巡は確実にする。ただ、その方法論は現在思案中である。また一曲ずつ曲順通りに追っていくか、もうその時思いついた端から書き記していくか、どれがいいかな。また週が明けたら考える事にする。


それにしてもいいアルバムである。発売発表がされた当初は、「これで、シンガー・宇多田ヒカルに"邪魔"されずに、作詞家作曲家・宇多田ヒカルが正当に評価されるチャンスが増えるな。」という風に思っていたのだが、こうやっていざ蓋を開けてみると邦楽アーティストの底知れなく天井知らずに溢れ出る才能と、彼ら彼女たちの宇多田ヒカルに対する様々な感情が伺い知れるという、とても興味深い結果となった。あらためて、今作を企画してくれた沖田ディレクターをはじめとして発売まで尽力してくれた皆さんに感謝の意を表したい。どうもありがとうございましたm(_ _)m いつの日か、第2弾も発売される事を期待していますッ(≧∇≦)