無意識日記々

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10年経っても3005g

来月の19日はヒカルの33歳の誕生日で、それ以上でもそれ以下でもないと思っていたが、ひとつ大事な事を忘れていた。この日、2016年1月19日はヒカルのもとにくまちゃん(Kuma Chang)がやってきてちょうど10年の記念日なのだった。

10年。長い。10歳かどうかは知らない。くまちゃんはサザエさん時空な住人かもしれない。それはわからないが、ヒカルにとっては感慨深い筈である。この日ばかりはケーキでも買ってきてくまちゃんをお祝いしたい所だが何しろ自分の誕生日なのでそれはとてもやりづらい。バースデーケーキを自分で買う事になってしまう。

10年前のこの日以降、ヒカルの人生は変わったと言っても過言ではないだろう。歌も作ったぬり絵もコンテストした歌も歌った踊った挙げ句の果てには自分で着てみせた! 宇多田ヒカルといえばくまでありくまといえば宇多田ヒカルである。この5年の間も野生の熊たちに対して何らかのアクションを起こしていたかもしれない。まさにクマ以前クマ以降。デビュー時にはこんな事になっていようとは本人含め誰1人として思っていなかったに違いない。

昔も一度書いた事がある気がするが、NHK紅白歌合戦(もうしあさってだな)がヒカルを口説き落とせる最も可能性の高い文句は「こどもたちと"ぼくはくま"を歌ってくださいませんか」なんじゃあないだろうか。これは揺れる。揺れるぞう。この歌を日本中、いや世界中(何ヶ国にも中継放送されているらしい)に響かせるまたとない機会ですよと。結局は断りそうだけれどグラグラ揺らせる事は間違いないんじゃないか。

それほどまでに(?)ヒカルにとってくまちゃんとクマと熊の存在は大きい。今息子が出来てどんな風な関係になっているのやら。くまちゃんがぺしゃんこになる夢を見て泣いて起きたとか言ってたっけ。うわ切ねぇ。手放してるとか100%ありえない。100%って言い切れるって凄い。

でもまぁ今後はそんなに露出が増える訳でもなかろう。息子にかかりきりの時期にはくまちゃんとの会話も減るだろうし。ただ、今もし子守歌を作っているとしたらくまちゃんが関わってくる可能性がある。歌詞よりも寧ろミュージック・ビデオに登場するんじゃあないか。或いはまたみんなのうたからお呼びがかかるかもしれないが、『ゼンセ』の件で揉めているのでいつもの居丈高な態度でオファーを出したらまた断られるだろうなぁ。

10年か。ヒカルはどれだけくまちゃんに救われた事か。自分を救っていい、自分を許してもいいと教えてくれた存在である。あんまり余計な事をせず、1月19日は素直な気持ちでお祝いしたい。


…ん? 2006年1月19日って日付はオフィシャルに言われてたっけ。一応、「親友からの誕生日プレゼント」とまでは言われていたっけな。出会ったのが誕生日当日とは限らない訳か。なるほど。いやでもまぁどの日か決めるとしたらこの日付になるだろうからこの日に私達はお祝いする事にしといたら如何でしょーかっ。