無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

でもな

レコーディングは順調かな〜、とかついつい呟いてしまいそうになる毎日だが、私としては、だからといってヒカルの周りに居る関係者の皆さんに何か話して欲しいとは思わない。寧ろ、余計な事は喋ってくれるな、と言いたい。

これだけ有名になると、「忘れ去られる」事が如何に貴重かという事だ。「人が死ぬのは忘れられた時だ」というのはDr.ヒルルクの名言だが、今のヒカルは社会的には「死んだふり」くらいでちょうどいい。中途半端な情報が出回って対応に苦慮する、みたいな事態は避けたいところ。

虫がいい、とは思う。いざリリースになったら「注目してくれ」って言うんだから。しかし現状は、情報の淘汰圧が弱い時代・地域だ。無闇な漏洩は悪い方にしかはたらかないと思って老いた方がいい。「へがくさい」で振り切ったヒカルのセンスは凄い。これもう広げようがないもんね。

それでもゴシップは謎の関係者を連れてきて証言させる。中には中の人なんじゃないのこれという内容もある。となるとこちらとしてもそれは耳に入れておきたくなるのだけれど、こうなると悩ましい。際(きわ)を突いてくるのはプロならではのノウハウだわな。

こういう時、有料メルマガなんかは便利かもしれない。前も触れたように、法律上は私文書にあたるのかな?詳しくは知らないが、メルマガを公開するのは人の手紙を勝手に開封するようなものだからそれだけで咎められる。こういう"情報障壁"が便利かもしれない。

でもなぁ、とブラック・マヨネーズのように思う。そういう事をし始めるとインターネットの良さがどんどん失われていくわな。気軽さや開かれた感を自ら削って。なんというか、20年近くも接してるとこうやって「昔はよかった。」という感情が表れてくるものなのね。この20年の中で新しく生まれた価値や便利の数々には目もくれずにその中で失っていったものばかり見て。ふーん、という感じ。そんなもんなんだな。

今は今。現状に適した行動を取らねばならない。ヒカルはずーっと黙っている。大体正しい。毎日でも呟いて欲しいというこちらの願いに応えていてはすぐにややこしい事になる。でもまぁ、ややこしくなってもよいよと言うのなら、それはそれでという気もしてきた。そろそろくまちゃん10周年。