『Fantome』はこのままいくとオリコンチャートで3週連続の首位を獲得する見込みという事で、何より。事前にはここまで売れるとは思っていなかった。売れる匂いがしないとか書いてすいませんでしたm(_ _)m
メディアが総じて好意的なのが有り難い。穿った見方をすれば、叩く事も可能だった筈だ。「オリジナルアルバムでは過去最悪の売上。前作から半減。」という見出しをつける事も出来た筈だ。それをしなかったのは、叩いては的外れと謗られる空気が出来上がっていた為だろう。
メディアの"印象操作"は大胆である。先週、卓球女子の平野美宇がワールドカップを制したが、大胆にも「中国選手以外では史上初の栄冠」という感じで讃えた記事もあった。事実であるから構わないものの、この大会は最初から中国代表の2人が故障で欠場が決まっていた為、やる前から中国選手以外が優勝する事が決まっていたのである。そういう意味では当たり前の話でしかないのだが、「リオ五輪の補欠選手が金メダル級の活躍」というニュースバリューに飛びついた為こうなった。まぁ平野の場合あと二年もすれば中国選手に勝ち始めるので再来年か再々来年あたりに中国選手を倒してワールドカップをとればいいだけだが。
今回、ヒカルがメディアを見方につけられたのは何といっても"通常盤仕様1形態"の力による所が大きい。これは直接的には売上に影響を及ぼさなかったばかりかやはり本来なら二種程度出した方が初週総売上は上だったように思う。しかし、その潔さが新聞雑誌テレビネット、そしてラジオといったメディアを引っ張る原動力になった。特に101局パワープレイ&特番オンエアに際しては「音楽をプッシュする」という大義名分の為にどうしても必要な潔さだったとみる。
昨日はなんと全局55局で『ファントーム・アワー』が放送された。これらの影響が売上に出るのは今週になろうが、リスナーのうち、1局あたり平均100人がCDを買いに走ればまたチャートの上位に顔を出す。101局とか55局というのはそれくらいにスケールがでかい。平均が100人という見立てですら結構控えめかもしれないし。
一応、今日和歌山と京都でのオンエアによって『ファントーム・アワー』ウィークは幕を閉じる。しかしシェアラジオはまだこれから一週間ある。また、いつになるかは知らないが「NEWS ZERO」での2回目の出演もある。『Fantome』旋風はまだまだもう一息終わらないのです。