無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

屈しない、屈まない。

昨日のマンチェスターでのテロリズムはイスラミック・ステイトから犯行声明が出たらしい。狙われたのがアリアナ・グランデという世界的に有名な歌手であった為もあり衝撃度はことのほか大きい。夏場には来日公演も予定されている。中止にならないか、とかセキュリティー強化は、とか種々の心配事が増えた。

どうにも対策をとりようもないのが現状である。テロリズムに遭ったら「運が悪かった」としか結論できない。いや、悪いというのなら犯行グループではあるのですが。どのような思想信条が背景にあろうとその手段は許されるものではない。許せない、と言った後、しかし、我々は短絡的になり過ぎる。ただ潰せば済む問題であればいいのだが、今世紀に入ってから途切れる事のないテロリズムの波を思い起こすと、それもなかなかに望み薄だ。庶民からすれば絶望的としかいいようがない。

しかし、であるならば、いつも以上にいつも通りに過ごす必要がある。至上最悪のかまってちゃんであるテロリズムのモチベーションを下げるには、テロリズムの影響が実社会に皆無だと実感させる事だ。かといってイベントの主催者たちは何もしないという訳にはいかないから難しい。確かに、何の答もないのだが、何も対処方法が見いだせないのなら開き直って普通に過ごすのがいちばん合理的だ。なんら解決方法を見いだせない時点で、何もしていないのとそうかわりはない。気分だけでも、いや気分こそ、テロリズムに屈しない事が求められる。テレビから流れてくる凄惨な様子に惑わされる事なく、そんなニュースなんてなかったというくらいの態度を心掛けたい。失われた生命は、何をどう足掻いても戻ってこないのだから。