UtadaHikaruVEVOに『Fantome』収録楽曲のミュージック・ビデオがHD画質で登録された、らしい。まだ観てない。音質も含めて後でチェックしておこう。
是として話を進める。VEVOは元々UTADA時代から使っていた。現在オフィシャルチャンネルが存在するにも関わらずVEVOにミュージックビデオが登録されているのは基本的にスマートフォン対策だと言われている。よくわかってないんだけど、VEVOでないと観れないのかな。
それはわかりやすい理由だが、他の理由を邪推する事も可能だ。単純に国際展開だろう。世界中で使用されているVEVOのフォーマットを使った方が都合がいい事がきっと何かあるだろう。絵が観れて音が聴ければいいのだから意地を張る必要はない。レコード会社移籍に対応した、という捉え方も出来るが、解釈の時系列が難しくなるので考えないでおく。
ミュージックビデオをYouTubeに置くのはプロモーション上必須である。場合によっては、自分のライブラリを探すより容易に音源がみつかるのだから今や世界で最も使用されている携帯音楽プレイヤーはipodでもなければWallmanでもない、YouTubeである。最近の上位はビリオン・ヒット(10億回クラス)なので、何か本当に違う次元の領域に入っている。
前に述べたように、今はYouTubeに低画質・低音質のバージョンを置いておくのはデメリットしかない。それなら高画質・高音質でショート・バージョンを置いておいた方がまだいい。今回のミュージックビデオフル&HDアップロードはそちらの戦略への先駆けかもしれない。大いに歓迎する。もっとも、こちらとしてはハイレゾ音源と高画質動画を有料で手に入れたいのではあるがそこはまた商品化の折に。
もうひとつ。別の視点からみれば、いよいよこれで『Fantome』エラが本格的に終了し次の作品のフェイズに入っていく宣言であるともとれる。大エルミタージュ美術館展があと2週間開催しているので、『人魚』のタイアップがそこで一段落してエラ終了、という流れになるのか。まぁ「新作・最新作と呼ばなくなる」だけで、別に今まで通り御愛顧しますのやけど。
あとは、既存のVEVOの動画が高画質・高音質にアップグレードされるか、だが、もしされたらいよいよUH5のリリースはなくなっていくな…。まぁ、今後は過去作のリ・イシューにBlurayでミュージックビデオを付録につけていけばいいだけの話だからそれはそれで別にいいか。VHSやDVDで持ってる人も画質が上がったなら観てみたいだろうし。まだまだ夢は膨らむが、まずは新作に期待です。