無意識日記々

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宇多田史上初「CD+DVD+Bluray」

さて『BADモード』のCDに関して気になるのはこれである。

「「Hikaru Utada Live Sessions from Air Studios」およびメイキングドキュメンタリー映像が収録されたDVDとBlu-rayディスクがバンドルされた3枚組。」

そう、いつもの通常盤1枚仕様に加えて今回初めて「初回生産限定盤」がリリースされるのだが(SCV2の初回盤をどう捉えるかは微妙だが)、よくある「CDのみ」「CD+DVD」「CD+Blu-ray」の3種類のフォーマットの発売ではなく、「CDのみ」「CD+DVD+Blu-ray」の2種類のフォーマットでのリリースなのだ。

こうなっている理由としては2種類考えれる。まずひとつは、『Laughter in the Dark Tour 2018』の映像商品のように、同じ内容のDVDとBlu-rayが入っているパターン。もうひとつは、メイキングや舞台裏などがDVDに収録されていて、配信ライブ本編やミュージック・ビデオ集の方がBlu-rayに収録されているというパターン。

前者についてはもう慣れたというかわかりやすいというか。「CD+DVD」「CD+Blu-ray」の2種類をリリースするより寧ろこちらの方が収益率が高かったりするし、買う方もBlu-rayとDVDを間違って買っちゃって観れないとか画質が低いとかの不具合や不服を持つ可能性を心配しなくて済む。店員さんも「音だけでいいならこちら、映像もご所望ならこちらです」とシンプルに案内できるしな。「お宅のプレイヤーはDVDでしょうかBlu-rayでしょうか」とかややこしいこと訊かなくていいもんね。

後者の方に関しては時々お目にかかるヤツだ。プロショットというかしっかりとした機材で撮影して本格的な編集を施した「作品」に関してはBlu-rayの高音質高画質で収録し、メンバーのiPhoneやハンディカメラで撮影した素人の手による動画を寄せ集めただけのメイキングや舞台裏などのスペシャル映像は音質画質が保証できない為DVDに収録する、という用途別/品質別の組み合わせだ。ただ、最近はiPhoneでの撮影もHDが普通なのでBlu-rayに収録しても全然OKな気もするな。時代は変わった。

今のところのニュースリリースでは前者か後者かは判断が出来ない。発売時期を考えると、年内はまだ内容を詰めている段階かもわからない。まぁそれは流石にギリギリ過ぎると思うが、レコーディング最終日最終収録の数時間前まで作詞を練り直しているプロデューサーが仕切る現場である。毎度どんな綱渡りが行われているやらわかったものではない。この「CD+DVD+Blu-ray」に関しても、たった今から新しい映像が加えられていくかもしれない。なんだったら、タイトルトラック『BADモード』のミュージック・ビデオも目下絶賛編集中かもわからない。来年2月23日のリリースというのはそういうタイミングなのである。従って、ファンから何らかの要望を今出してもギリギリ間に合って採用されるかもしれないね。インスタライブの映像も入れてくれとかね。色々進言してみてもいいかもしれないぞ。でもそれ入ったらかなり嬉しいなぁ…。