無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

ただただただただバカバカバカバカ

千葉くんのバカな行為について何か記しといた方がいいのだろうか。私は『星』の話がしたいのに。

千葉くん(忘却のKOHH。クレジットでは千葉くん。)が販売サイトでヒカルのメモを1700万円で出品していたという話。金額的に冗談か風刺(デュシャンの泉みたいなな)としかとれないが、インターネットでアクセスできる場所で内輪な洒落を書いてはいけない、という現代の日本に生きる人間にとって基礎的な常識以下の、「道端でうんこをしてはいけないよ、うんこはトイレでしようね」という低い低い低い低いレベルの話―裏を返せば、現代人として最も肝に銘じておかなければならない大切な大切な大切な大切な話―で、私が時間を割くような話題ではない。兎に角全く基本的に興味をそそられない話題なのだ。昨夜もこの話題で愚痴っていたら結論が「乳繰り合うも多少のエロ」となっていた。うむ、確かに乳の話をしていた方がよっぽど楽しいな。

しかし。冷静に記事を読み返してみると、レコード会社から"日をおいて、"「ノーコメント」という返答"が返ってきた、とある。ここがかなり危ういのだ。ユニバーサルにしろソニーにしろ大企業。内情は知らないが、コンプライアンス部門も充実しているかもしれない。

結論から言えば、今後ヒカルのコラボレーションに制限がついてしまうかもしれないのだ。勿論コラボの選定なんて総て水面下で行われるのだから、我々はおじゃんになった企画について知る事も出来ない訳で、何も知らない状態から何も知らない状態に遷移するだけ、即ち何も起きないのだから、今回の千葉くんのバカ話は表面上は「さほど悪影響はなかった」で済ます事が出来る。しかし我々の知らない所で様々な素敵な可能性が潰されていくとしたら、我慢ならない。いや、知れないから何もできないんだけどね。

ロジックをいえば、犯罪云々にかかわりそうなミュージシャンはお断り、とレコード会社から言われてしまうかもよという話。犯罪者なら兎も角(それでも変だが)、まだ犯罪者でない者まで排斥されたらたまったものではない。しかし、コンプライアンスというのは昨今本当に何でもありなのだ。

如何にヒカルがSONYとそのスタッフを気に入っていたとしてもそこは大企業、皆が皆ウマが合う筈もない。ヒカルに出て行って欲しい背信的な人間が居ても不思議ではない。そんな人間が深慮遠謀をはたらかせて、ヒカルがSONYを離脱したがるように仕向け…

…嗚呼、なんてつまらない妄想。考えるだけくだらない。でもなー、ヒカルのファン層は一般市民だ。「入れ墨ならヤクザさん」という感じの人、「ラッパーさんはギャングスタ」と思ってる人、たくさん居るだろう。それだけでもKOHHは不利なのに、こんな事をしたら『忘却』に失礼だよ。いや半分彼の曲だけど。

いや偏見を是と言っているのではない。そういうファン層を相手にしたという認識を持っていないなら浅はかだと言っている。落ち度とかいい悪いの話でもない。さっきから千葉くん、ただただただただバカなのである。もうそれだけだ。「忘却マイナスKOHHバージョン」でもリリースしてみたら? 現実が何なのか知れるよそれで。