千葉くんの立ち居振る舞いは見事なもので、煙草を燻らせ珈琲を口にし立ったり座ったり落ち着かない。後ろを覗かせても誰一人紹介せず仕舞いにはインスタのエフェクトで遊び出す……まぁ自由な事でしたね。
いたよねぇ教室に。一人はこういう生徒が。まるで授業を聞いてるようにはみえず、集中力が散漫なのかこっちを見てくれない子が。千葉くんの振る舞いって、人前で話す経験の多い人からしたら苛立ちマックスなヤツだったんじゃなかろうか。
いやー私もそういうこどもだったので、すいませんと平謝りしたい気分でね今。授業に集中せず落書きばっかしてたんですよ。かと思ったら居眠りしてたり。刺青は入れてなかったけどね(笑)。
千葉くんはインスタのエフェクトのうちでは鏡像反転がお気に入りだったようで時に笑顔を見せながら戯れていた。サイクロプスとか三つ目がとおるとかスパイダーとか基本技を……いやそりゃあたしだって一通りのパターンは三面鏡の合わせ鏡で試し済みですよ幼稚園児の頃既に。やるやんそりゃあ、ねぇ?
で。そういう彼の姿を眺めながらヒカルさんはのっかったりのっからなかったりして会話を進めて行ったのでした。なんか、やっぱ千葉くんのこと気に入ってるのね。『KOHHちゃん』という呼び方が総てを物語ってるわ。
兎に角文脈に配慮しない感じがね。目の前にある面白い事に興味を惹かれるという。クリエイター向きだわ。「あ、これ面白そう」が行動の動機になっていて、嗚呼こりゃ友達になれたら楽しいヤツなのかもなと思ったり思わなかったり。多分なれないけどね知り合ったとしても。あたしは。
そんなインスタライブ第4回は、「番組」としては最低の出来だったけど(後半はね)、こうやって「ヒカルさんがお気に入りを見守る目線」をたっぷり堪能できた点は評価できる、と、思う。未発表曲を一節だけ歌うという超サプライズは、ひとりで配信してたらあったかどうか…? いや、『20代はイケイケ!』ではヴァネッサ・ウィリアムズの“Save The Best For Last”を誰に頼まれてもないのに一節歌ってくれてたな…先週の“Part Of Your World”なんて2回目だもんな……ま、まぁ、でも、彼との共作だからこそだったんだし、千葉くんぐっちょぶでしたということで。
…なぁんて書いてるけど、あたしそんなに千葉くんに興味無いのよね。彼の作品もチェックしてないし。『忘却』は大好きな曲だけど、じゃあ彼のパートを気に入ってるかというとそこまででもないというか。演奏とヒカルの歌だけの『忘却』でも十二分に素晴らしかったと思うし…。
でも、「曲作り」ってそういうんじゃないんだよね。この人が居たからこういうアイデアまで辿り着けた、ってのがあるのよ。ただ結果だけをみて、担当したパートがそうでもないからその人でなくてもよかったと結論づけるのは早急で。それがあったから全体が決まった可能性も考慮に入れないといけない。
そう考えると、実際はどうか知らんけど、あたしから見たら千葉くんはヒカルに対する「触媒」としての機能があるようにみえている。『忘却』もそうだし、今回のヒカルの優しい眼差しも、彼が居たから観ることができた。彼自身に惹かれなくても、彼が居たお陰で生まれたもの生まれるものがある。そういう風に捉えれば、なんだろう、まぁいいや、そのまま遊んでてね、って思っちゃうのよね。
まーでも、「触媒」役っつったら、ダヌパに勝る者無しでしょ。彼がどんな人か知らないけれど(まだ4歳〜5歳だしね)、彼が居なかったらヒカルは復帰してなかった(かもしれない)訳で、その効果の大きさたるや拝み倒しても倒せない程だわね。彼の顔は一生知らない/知れないかもしれないけれど、多大なる羨望と感謝を持っているのは間違いなく。それと較べるのは酷ですか。そうですね。
さて。3週連続歳下男子が続いた訳ですが、ヒカルさんの、質疑応答とはまた違った『パイセン』としての表情を知れて、とてもよかったですのよ。あらためて。
…ん。ちと長くなったかな。こんくらいにしとくか。『誰にも言わない』のリリースが間近だし『Time』の歌詞も再確認しときたいし、日記回数が足りないなこりゃ。ま、気にせず行きますよ。