無意識日記々

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活動のかいがいしさを考えてみる

『あなた』が12月のレコ直月間シングル賞に選ばれたらしく。めでたい。配信数は通算14万余、集計前の分も併せれば20万を伺おうかというところかな。まだまだ不透明な部分が多く、数字の大きさと価値観の対比が曖昧な感覚のままだが、少なくとも売れていないという事はなさそうだ。『大空で抱きしめて』や『Forevermore』にひけをとらないばかりか上回る、上回っている可能性も出てきた。喜ばしい事である。

あと2ヶ月もせぬうちにSONY移籍一周年を迎えるが、今の所頗る順調のようだ。いや勿論制作上の苦悩や葛藤はあるだろうし毎日神経をすり減らしてはいるだろうが、精神崩壊に向かわなければよしとしておきたい。つまり、ヒカルが受け入れようと覚悟して得た苦悩ならば肯定しておこう。その成果をハナクソほじりながら高々3000円ちょいのお金を出してのほほんと買ってきて居眠りしながら再生するのだ。ああ愉悦。贅沢かな。

それはそれとして。海外のファンの皆は鬱憤が溜まってやしないか少々気にはなる。昨年の今頃はちょうどRay Of Hope EPが出て海外のキングダムハーツファンがこぞって買い求めた。結果iTunes Store USAでチャート2位の成績を収めた。ここまでの規模のファンを放置というのもやや拙いのではなかろうか。

とはいえ、こちらの議論も雑である。ついつい「日本とそれ以外」という枠組みで見てしまうが、現実には米国があり英国がありEUがありアジアがあり。勿論米国は50の州がありEUには加盟国がありアジアも中央アジアと東南アジアと東アジアがあり…と幾らでも細かくみていく事が可能だ。その中で限られた人員と予算と時間をどう割り振るかといえばそりゃ日本に集中しますわよね、と。

実際、ヒカル自身がそんなに海外のファンを視野に入れていない活動を今はしてると思う。日本国内では、タイアップはほぼ「向こうからのオファー」だが国外では寧ろこちらから売り込みにいかなくてはならないだろう。そんな温度差を正確に読み取っている、ともいえる。飲料水のCMにドラマ主題歌、映画主題歌と完全に国内向けの展開。不満がある訳ではないが「ずっとこのままなの?」という疑問は消えない。本人がロンドンに住んでいるかもしれないというのにもかかわらず。

そして今年は国内ツアーが始まる。それが終わったらそのままアジアツアーや欧州ツアーや全米ツアーが始まる…という可能性は、あるのやら、ないのやら。ちょっと唐突になるし。まずはその前に、海外に行くとしてもプロモーションイベントでご機嫌を窺ってから、だろうな。重要なのはその時の周りを固めるスタッフの人選なのだがこればかりは考えても仕方ないのよねぇ…。