キングダムハーツ3のトレイラーが公開された。外伝だなんだと派生作品が大量にリリースされていてゲームをやらない身としては何が何だかわからないまま12年が過ぎているのだが、今回は「3」という事で正真正銘のナンバリング、即ち正史、「2」の続編というか「1」や「2」と同格の位置付けの作品と捉えてよろしいか。
それが我々にとって何を意味するかは一目瞭然で。つまり新しい主題歌が書き下ろされるという事だ。
「1」では宇多田ヒカルの『光』と『Simple And Clean』が、「2」では宇多田ヒカルの『Passion - opening version』と『Passion - after the battle』、及びUtadaの『Sanctuary - opening version』と『Sanctuary - ending version』が使われている。両作とも日本のみならず世界中で大ヒット、いや、ディズニーの御威光が強いのか、日本以上に海外で当たっている印象がある。押しても押されぬ超強力コンテンツである。
そのゲームの威力もあってか、海外のファンにはこのテーマソング(オープニングテーマ&エンディングテーマ)の人気が恐ろしく高い。Utadaファン相手ですら、『In The Flesh 2010』のような有り様、反応である。特にUtadaファンでないゲーム好きの人にとってはUtadaといえばキンハの歌を歌っている人であり、キンハの歌といえばUtadaである。「1」から数えて15年、「2」から数えても15年経っている。定評が常識として固定されるには十分な歳月だ。
この状況において、この期に及んで「3」の主題歌をヒカルが歌っていない筈がない。本人が休業中ならともかく、ミリオンアルバムをリリースしたばかりの現役バリバリの稼動中アーティストだ。歌わない、歌わせない理由がない。代わりの人連れてくるリスクを背負う必要がない。それで「1」や「2」の時のような高評価が得られるとは限らないからだ。
唯一懸念があるとすれば、ディズニー&スクエアエニックスがヒカルに対して不義理をはたらいた場合だが、その可能性も極めて小さいだろう。普通の感覚さえあれば三顧の礼で迎えに行く(変な表現だなw)事は間違いない。99.9%、「3」の主題歌はヒカルが歌っていると思って貰って間違いがない。
ゲームをやらないファンにとっても、ヒカルがキンハに関わってくれるのは美味しい。なぜって、上記の通り、一曲につき〔オープニング・バージョン&エンディング・バージョン〕×〔日本語バージョン&英語バージョン〕の計4通りのバージョンが楽しめる事が保証されているのだから。更にこの間『光(Ray Of Hope Remix)』がリリースされたように公式リミックスも期待できる。更に余計な事を言えば、日本語バージョン、英語バージョンに加えて更に他の国の言葉でも歌われるかもしれない。今のヒカルのキャパシティからすればイタリア語バージョンかフランス語バージョンが期待されるが、まぁ余程強いオファーがない限り実現は難しいので希望的観測としてだけ待っておこう。
来月中旬には更に最新のトレイラーが公開されるそうだ。この時点でも主題歌が発表になるかどうかは定かではないが、取り敢えず我々としては、ひたすら首を長くして待っておくとしましょうか。嗚呼、なんだか楽しくなってきたな(笑)。