前回の続きの前にSpotifyが2019年のチャートを発表したのでその話を。(こうなると大体“前回の続き”は未来永劫飛んじゃうことが多いのだが気にしない)
ヒカルの名前もあった。ふたつ。
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海外で最も再生された国内アーティスト
2.RADWIMPS
3.宇多田ヒカル
4.LiSA
5.Aimer
海外で最も再生された国内アーティストの楽曲
1.Tokyo Drift/Teriyaki Boyz
2.unravel/TK from 凛として時雨
3. Face My Fears(En.Ver.)/宇多田ヒカル&Skrillex
4.ピースサイン/米津玄師
5.シルエット/KANA−BOON
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ちょっと変わったラインナップだねぇ。
二つ目のチャートの話をしよう。
他の曲たちはそれぞれ、“トーキョー・ドリフト”が2006年の映画「ワイルド・スピードX3」の主題歌、“unravel”が2014年のアニメ「東京喰種」の主題歌、“ピースサイン”が2017年のアニメ「僕のヒーローアカデミア」の主題歌、“シルエット”が2014年のアニメ「NARUTO」の主題歌、なんだそうな。
なるほど、2019年の曲は『Face My Fears』だけなのね。ベスト5に限ると。てこたぁまー実質1位だよねぇ。(違います)
今までの日本国内のカラオケランキングがそうだったように、ストリーミングのランキングは長く愛されて知名度の高い曲が毎年上位に来たりする。KH3の主題歌として来年以降どう反映されるかの方が勝負かもしれない。
しかし……うちらの世代まではアニメファンといえばスクールカーストじゃ最下層じゃった(遠い目)。一方、バンドやってる連中はトップとは言えないまでもそれなりにモテていた、ハズだ。それが今やバンドたちが国際的にアニメーションにおんぶにだっこ状態とはねぇ。…いや、皆まで言うまい。(……何言う気やったん?)
ヒカルにしてもそう。単にゲームの大人気シリーズの主題歌を歌ったからここまで高いランキングになったのだ。それだけである。勿論、本来なら「それだけじゃないから!」と声高に叫ぶ事がこの日記の役割なんだろうが、完全に時代が裏返っていることをよくよく自覚する必要があるので敢えて。
Netflixが隆盛を誇り、ディズニーやAppleが参画してくる地球規模映像配信事業の中で音楽がどれだけ存在感を示せるか。それがこれからの(いやもう既に喫緊の)課題である事はそれこそ言うまでもなく。今年は『Laughter In The Dark Tour 2018』映像商品をまずはNetflixに載せて様子見をしていたが、これも来年以降状況は大きく動いていく筈だ。タイアップをとるか、自らのコンサート映像で勝負するか、オプションは幾つかあるだろうが、そういった映像配信やゲーム等に頼らずに海外のSpotifyチャートで入るようにならないかなーと一応高望みな事も書いておきますかね。ヒカルなら出来るよね。まぁそんな大局的な話も時々はしときますよっと。