無意識日記々

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藁人形が炎上して燃え殻になる話

Twitterは元々「独り言を呟き合う」のが面白いツールなので、議論には向いていない。「へぇ〜あの人は今こんな事してるのか。こんな事を考えているのか」で完結してしまえばいいところを乗り出してあーでもないこーでもないと言い始めたら収集がつかない。いつのまにかSNSソーシャルネットワーキングシステム)と呼ばれるようになったが、もっと"消極的な"交流こそTwitterに相応しい。システムの作り方に従えば、ね。誰がどう使おうと自由だが、「向いていない」という事実は変わらない。

なんだかヒカル関連で騒動があったらしく? 対岸の火事で藁人形の燃え殻が炎上してワラワラ人が集まってきたとか。夏場も火の元を確認しとかなきゃいけませんね。でまぁそういうのは日常茶飯事なので今更特に感想もない(「なんや猫が集会してるな〜」っていう程度)のだが、驚いたのはそれについてヒカルがエアリプまがいのツイートをした事だ。おや珍しい。

経緯は「燃え殻 宇多田」くらいで検索したら出てくるのかな、取りあえずみんなで「ストローマン論法」という言葉を覚えたらOK、みたいな結論で話は収束している。炎上元のツイートは削除されているらしいので、「これ以上触れてくれるな」という事だろう。事実誤認とか名誉毀損とかでもなかろうに発言を削除するのは、自分なら嫌だが、それは各々の事情思想信条があるのだろう。尊重しよう。

でまぁヒカルの方な。それが新たな攻撃の火種になるとは思わなかったのかな。300万弱のフォロワーというのは今日本でTop20に入るレベルであって、見逃してはいけないのはこれ相当数「自分の味方」が居るという事実。こちらの意図を読み違えた、或いはそもそも理解していない「味方のつもりの人」「味方のふりをした人」というのは真正面から論戦を挑んでくる人たちより遥かに厄介だ。一応、自分を援護してくれるという"悪気のない"連中なので、なかなか強く言えない。「あー私の事を思ってやってくれてるんだな」と。

今回も炎上元の人はかなりのフォロワー数を持っている人だったらしいのだが、300万弱のスケールにはかなわんだろう。全く経緯をみていないが、「宇多田を誤解するな」とわんさか"正義の味方"が湧いて出てきたに相違ない、んだろな。そりゃあ折れて謝罪と削除もするか。そうでもしないと収まらなかったのかもしれないし。本当は3日もすれば皆さん他に関心が移ってもう気にもとめてもらえなくなると思うんだけど、3日耐えてろってのも酷な話だな。

トレボヘでヒカルは「我が子への影響」や「ファンへの影響」についと語っていたが、どうなのかな、かなり自分の影響力には敏感だと思ってるんだけど、それでも言わずにいられなかったのかな。今回の騒動で得たものといえば「皆がストローマン論法という言葉を覚えた事」位じゃないか。それで割に合ってたかどうかは神のみぞ知る。平和なTwitterに戻りましょ。