「なぜ隈部くんは顔を出さないのか」─これは真剣に考えるべき問題なのか否か。
アーティストはプロモーションに常にフル稼働できる訳ではないので、名物ディレクターなり敏腕マネージャーなりが顔出しまではいかなくとも名前を売ってアーティストの援護射撃をするのはよく見掛ける光景である。ヒカルの場合は御存知三宅P、沖田ディレクター、梶A&R、そして誰より宇多田照實マネージャー兼プロデューサー兼社長が『Sraff Diary』を中心としてヒカルが稼働していない時間帯を埋めてきた。
中でも『First Love』15周年記念盤や『宇多田ヒカルのうた』アルバムのリリースなどは、ヒカルが殆ど関わらない(要所で呼ばれて喋っただけ)中で見事にファンの関心を引いた企画だった。本人が稼働せずにああいった結果を出せるのは中々の手腕である。上から目線で申し訳ないが。
しかし、照實さんのお歳や三宅Pの定年(あるんだかないんだか)を考えると、次世代のHikki Staffの育成は急務だ。そんな中隈部くんが「苗字に“くま”が入ってるだなんて宇多田ヒカルのサポートにぴったりだ!」と思わせたまま大して目立っていないのはなんでなのか。というかこれでいいのだろうか。
たまに外回りしてレポートしてくれたりしてるんだけど妙に印象が薄い。Twitterでも最近一番呟いているのは彼なんだけど結局梶さんが目立っている気がするのは何故なのだ。
顔を隠すなら隠すでいいと思う。裏方なんだから前に出なくてもいい。それでも、例えば写真で顔を隠すマークを彼独自のアイコンにするとかすれば認知度を上げる効果も期待できたりするだろうにそういう工夫もない。顔面がRIAになるのは、うーん、なんだかなぁ。
もしかしたらまだ修行期間みたいなものなのかな。アシスタント扱いのままで。それならまだ今暫く待ってみるとしますかね。上の4人のキャラが濃すぎてなかなか前に出られていないのかもしれない。だとしたら、同情します(笑)。てか、トークセッションにもいらしてただろうに誰だったか全くわからなかったな…彼だとわかれば「頑張ってくださいね」と一言声をかける事も出来たろうになぁ。勿体ない。