無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

眠ってる間に脳は情報を整理してくれるからね

情報過多で逆に情報栄養失調ねぇ。読み書きそろばんにまだインターネットが組み込まれてないから仕方がない。本来義務教育で対処すべき問題。インターネットをまだ過小評価している人がいるんだろうな。文字の誕生、本の誕生、印刷技術の開発と並ぶ人類史上の大きな結節点なのにねぇ。

その黎明期に立ち会っているのだから混乱が基本であって、そこからどうしていくかが大事なのだ。つまり、あなたが情報摂取に悩むのは当たり前であって、それは何も特別な事では無く、誰しもが対処すべき問題なのだというところから出発した方がいい。何の問題もない、私はうまくやれているという人ほど危なっかしいくらい。

話をややこしくしているのは、特にこの国では顕著なのだろうが、旧来のマスメディアの影響力が大きすぎる点。彼らの作り上げたマナーと作り上げられなかったマナーをそのままインターネットに持ってきても不具合だらけになってしまうのだが、まだまだ文脈は切り分けられていない。ひとつひとつ検証するのは面倒なので省略するが、皆が発信者たりえる世界では皆がマスメディアでは有り得ない。

梶さんがサブスク時代の音楽業界の話を複数の記事でしていたが、総じて痛感したのはやり方がインディーズに近くなっている面があるなと。

今までの大手レコード会社といえばマスメディアを使った中央集権的手法をとることが多く、極論するなら「発売初日に渋谷で馬鹿売れ」すれば成功だったのだ。日付も場所も一点集中。あとはマスメディアの拡散力に任せればいいと。

サブスク時代は「コアなファンに何度も聴いて貰うのが大事だ」という話。まずは何より“本物”の音楽を作って、それに響くファン層をみつけそこを徹底的に抉っていく─それはつまり何十年も前からインディーズで行われてきたことを、インターネットを通じて世界中のファンに対して出来るようになったという話だ。

我々の方もそれにアジャストした方が、そうね、いい音楽を聴けるかもしれないね。一方でこの国は高齢化社会であって、昔ながらの手法を繰り返す方がお互い慣れていて居心地がいい、という面も強い。高齢化ぶりが甚だしい為、ここから以後も何十年単位でそんな商売が出来るかもしれないし、そういうニーズの方が総体的に大きいかもしれない。

ともあれ、悩まずにやってみることだ。触れてみてよさそうなら続ける、そうでもなさそうなら手を引く。あんまり今後の事を考えていても、送り手側も例えば3年後にどうなってるかなんてわかっていないんだから。皆が手探りだと知っていれば手探り自体は焦るような事ではないと気付けると思う。出来るだけシンプルに。何をしたいかわからない時は開き直って"うただ寝"しとけばいいと思うよ?