無意識日記々

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Passion & Love (※ harp story)

22人の生徒さんたちそれぞれのハープとの関わり合い方からハープという楽器のありようみたいなものが浮かび上がってくると同時に彼女たちを繋げた先生の今のありようもまた浮かび上がってくるというのが松岡みやび演奏発表会のコンセプトだ。

先生に純粋に憧れている人や先生の流儀が好きな人、テレビで見掛けたから、或いはハープを習ってみたかったからとか、親に言われたからとか、しがらみとか旧縁とか色々と妄想が捗る。ハープを通して人と関わるその多様さがまた楽しい。

自分は今回同じく宇多田ヒカルが好きでTwitterでFFさんになったけだまちゃんに招待(?)されて演奏発表会に詣でた訳だが、ならそのけだまちゃんはこの先生の描く「ハープと松岡みやびとなかまたち」のスペクトルの中でどんな色にあたるのか、どんな光を放っているのかというのがすぐさま興味の対象になった。

けだまちゃんは22人の中で最後から3番目の演奏順。彼女は「遠方から来ている人を後半に配置した」と言っていて演奏順にさして意味はないように表現していたが、自分の目にはとりわけ最後の3人は松岡先生にとってより焦点の定まった生徒さん─いや感覚としては寧ろともだちとか姉妹に近い?印象に映った。まぁそこの意図を詮索するのは野暮なんだけどね。

で。けだまちゃんは特に、松岡先生と、そのハープに対する愛と情熱の面で呼応し合っているように見えた。けだまちゃんの次に演奏した人が立ち居振る舞いから何から松岡先生の流儀に憧れているのと好対照を成していた。どちらがどうというのではなく、どちらも松岡先生とのひとつの関わり合い方だという事だ。

前も触れたように、松岡先生ってともすればその安定した究極の技巧や上品さや神々しさみたいなものからどちらかといえば優しく穏やか且つ沈着冷静でcoolな印象をもたれがちだと思うのだが、だからこそ演奏会全体を通して垣間見える情熱的で愛に溢れた心根に共鳴してくれる人と知り合う機会は相対的に少ないのではないかな、だとすれば、けだまちゃんみたいな情熱的で、気負いのあまり本番で8小節飛ばしてしまうような前のめりなタイプが自らの元でハープを弾いてくれているというのは、周りからみている以上に小躍りしたくなる位嬉しいことなんじゃないかなと思った次第。

けだまちゃんがどれだけ情熱と愛に溢れた人かというと、例えばこんなツイート。

けだま@ultra_blue_sa

Kukuchang ハープが光ってる…!!

Hironさん昨日はありがとうございました Hironさん美しくて、でも喋ると変態で…

あの正直に言って私、そういう人好きです、、(突然の告白)変態にも色々種類があると思うんですが、私の好きな方向性の変態です!!!(失礼w)もう!キャラが!好きすぎます!!!愛!!!

@____utdO119 あ、じゅっぴー その顔文字かわいすぎだ〜じゅ 来年は来て欲しい〜じゅ

@____utdO119 ありゃとん… 今どきのJKの言葉はかわいい~じゅ ペロペロペロペロペロ

…顔文字無しだとまた凄絶だな(笑)。こんな風に愛に溢れた美女なのですw 情熱的でしょ?

まぁそんな面もありつつ、ちゃんと真面目なのも載せておきますよっと。

けだま@ultra_blue_sa

昨日は新しい世界が見えました。

多くの方々に来て頂けて、とても嬉しかったです。普通の知り合いに来てもらうよりも嬉しかったです(笑)

先生が「自分のために演奏するのは卒業。これからは生徒のために」と言っておられました。

私も「私の演奏を聞きに来て下さる方々のために弾きたい」と思いました

けだま@ultra_blue_sa

@hikkichee 今までオケとかの大人数で演奏することの方が多くて…でも昨日は私のハープを聞きに来て下さった方がたくさんいて…。

暑い中、皆さんお忙しいのに予定調整してくださって…なんかもう感謝しかないなって思って音楽やっててこんなにお客様に感謝したのは初めてだったんです(遅)

こういうのを見ると、なんだろ、演奏している松岡先生よりSNSで言葉を駆使している松岡先生に近いというか、つまり、技巧から離れた心根の部分で何か近いものがあるというのがわかるんでないかな、と。…あー、二人ともに読まれてるかもと思うと面映ゆいね。(笑) まぁそんなこんななハープ話でした。