無意識日記々

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Manzai, Manga and Music.

あぁ、昨日はM-1グランプリやったんやね。年の瀬ですねぇ。

毎年々々羨ましい。自分はお笑いを追いかけてる訳でもなんでもない、演芸番組なんて年末年始にしか観ないような人間なのにM1の3時間だかを観ただけで参考になるポイントが山ほど出てくる。その3時間13本だけで日記1ヶ月は書けるよ。これを若い子たちがやってくれてるのが恐ろしい。才能集まってるよねぇ。

漫画もうそうだ。毎年この時期になると年間総括記事が増えてきて今年のトップ10とか紹介されてるけどそれらは本当に文句無く面白い。創作のコツとか今という時代性とか、ほんの少し立ち読みしただけで流れるように入ってくる。

これが邦楽勢に出来るかというと無理。M1にならって結成15年までの新人を何千組と集めて上位10バンドに13曲歌ってもらってもM1ほど充実した内容にはならないだろう。かつてNHKには「オンエアバトル」って番組があって、お笑い芸人版と音楽版の二枠が用意されていた。お笑いの方はタカアンドトシアンタッチャブルなどを有名にしたが、音楽の方はすぐに番組自体がなくなった。コンテスト方式に耐え得るバンドなんて居なかったのだ。その前まで遡ってもせいぜいバンドブーム全盛期の3年間でTBSのイカ天から幾つか短命なバンドがメジャーデビューして精一杯、みたいなとこだったしな。もう30年前の話だが。

まぁ、いつもの愚痴なのです。漫画や漫才には次から次へと新しく若い才能がやってくるのに、邦楽勢には、ね。極端な話、作詞作曲の参考になるのは今流行ってる漫画や漫才を見た方がいいくらいなのだ。彼らは本当にクリエイティブでオリジナリティーがあって、商売でやってるだけに時代性にも敏感だ。寧ろ、邦楽勢の方が「それでなんでプロでやっていけるんだ」という感じ。ある意味、恵まれ過ぎている。

そうなのだ。音楽ファンは減っていない。寧ろ常に渇望状態だと言っていい。なので、ちょっとマシな人材が現れるとファンが狂信的になってしまう。ニューヨークの聴衆みたいにスレてしまえとまでは思わないが、もうちっと育てていかないと、40代以上向けの懐メロミュージシャンしか生き残れなくはならないか。危機感を持つのすらもう遅いんだけどね。

……やっぱりヒカルの歌を聴き過ぎてて日本語の歌に対する評価が辛くなってるのかなぁ私。よくわかんないので感じたままに書いていますよっと。