無意識日記々

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解散休止引退詐欺の実情(根拠皆無)

ヒカルは毎度上手いな〜と思う。パイセン問答についてはマズったなとは思うけど、気がついたら一年以上新曲が出ていない。それはこちらも慣れたものなのだが、世の中を見渡すとこれくらいのブランクを空ける場合は活動休止宣言したりもしている。というか、二年休みますといって復活を前倒ししたりみたいなことをして1年余りで戻ってきたりする。ヒカルはその間自分の活動については何も言わない訳だ。あ、いや、少年時代や浪漫と算盤を忘れてる訳ではないですよ。もののたとえだと思っておいてください。

バンド活動みたいなのを追ってると色々とギャグみたいな事態がある。解散宣言してサヨナラツアーをやったのに5年と経たずして再結成したりね。一方で沈黙を破って10年振りの新作発表、その間1度も解散宣言とかなかったり。「何もしていない」ことを「わざわざ言わない」。それだけで大抵の人は忘れてくれる。ニュースで名前をみて思い出す。誰もの間嘆き悲しんだりしない。一方で5年で出戻りした方は涙のお別れ歓喜の出迎え。そんなもんだ。

なので、「わざわざ言う」のは、慣れてるこちらからしたら「解散ツアーで一儲け」に見えてしまうのよねぇ。いや当人たちにとっては初めての解散で凄くシリアスな事だったりするんだけど、そういうのを見慣れてる方からすれば「またか。よくあるやつだ。」としか思わない。ギャップがあるのだ。勿論中には確信的に解散ツアーで一儲けな方々もいらっしゃりそうですが、それって大体二回目以降なんだよね。解散ツアー二回目というとギャグっぽいが、世の中には解散ツアー4回(5回だったかも?)やってるロックバンドも居るのですよ。Utadaの事を楽屋で口説いた人がベースやってるバンドなんですけどね。あれ中の人が入れ替わったら永遠に活動できるからエンドレスで解散ツアーやれるんじゃないかな……。

という訳なので、今後の予定に何一つ触れずに黙っているヒカルは、慣れてない向きにとっては無責任に映るかもだが、慣れてる向きにとっては非常に責任ある態度に見えるのだ。このギャップも大きいよね。休むんだったら何か言うのが責任だと思ってるうちは初心者と言いますか。(←とても偉そう)

本当は、今後のことなんてどうなるかわからないからなるべく予定に言及しないのが真摯で誠実な態度なのだ。解散とか活動休止とかを決める時の精神状態って大抵そんなにいいもんじゃない。少し休んで冷静になったら「大袈裟だったかも」とか考え始めてしまい、前言撤回したくなる。そういう経験を積んでるかどうかが肝要になるだろう。

いやね、ヒカルさんだって若い頃はメッセで今度あれやるこれ書くって言って放置しっぱなしになった案件が幾つもありましてね。そこから学んで成長して今があるのですよ、えぇ、

あ、それを言ったらパイセン問答の放置も同じか。変わってないじゃん。なら、それはそれで(笑)。どっちにしろ、そういったゴタゴタがあっても新曲の出来が素晴らしくてコンサートが感動的であれば総て水に流されるのよね。音楽家は音楽で勝負なのです。であるからして、気にしないのが吉なのかと思いますよっと。