無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

白百合黒百合ゆらりくらりタイム

あたしは邦楽の歌詞は殆ど聴き取れたことがなくて、平たく言えばみんな「テクマクマヤコン」とか「スーパーカリフラジリスティックスエクスピアリドゥーシャス」とか言ってるように聞こえていて意味の通った文章を歌っているとなかなか認識できないのだが、いやぁ、みんな聞き取れてるんだねぇ。参考にさせて貰うよ。

さて『Time』の歌詞だが、1番に

「彼氏にも家族にも言えないいろんなこと

 あなたが聞いてくれたから」

「いつも近すぎて言えなかった 好きだと」

と歌っている事から、「あなた」は彼氏でも家族でもないけど昔からの顔見知り・知り合い・友達・元カレ元カノetc.だということがわかる。勿論百合脳は親友同士の女子二人の物語としか解釈しない。

更にこれに2番の歌詞が拍車をかける。

「大好きな人にフラれて泣く私を

 慰められるOnly Oneになれる幸せ」

おおぅ、百合は百合でも黒百合なのだろうか。異性愛者の親友に恋心を持つ同性愛者という設定は百合漫画・百合小説ではあり過ぎて具体例が思い浮かばない位だが、親友が恋に破れて打ちひしがられるのを歓迎しているように聞こえるこのシチュエーションは相当に腹黒い。しかし恋心というのはどうしようもないものなのだ。これが男女の友達ならチャンスではあるが「あなた」が異性愛者である以上同性愛者の私にチャンスはない。しかし、同性であるが故に「あなた」が失恋する度にいちばん傍に寄り添って慰め続けられる。恋は叶わないが「あなた」にとってかけがえのないOnly Oneではずっと居られる、という二律背反。

昨今の百合コンテンツではこれが兄嫁と妹だったり登場人物全員女子だったり年の差があり過ぎたりともっとややこしい事になっているのだがそれは一旦置いておいて(ホントな)、いやはや、1番の叶わぬ純愛(=白百合)から2番のエグい感情を歌う場面(=黒百合)への展開が急速で、聴いてると「え?え?」ってなるよねぇ。腹ん中ではそんなこと思ってたのかと。「あなた」に傷ついて欲しくないのにあなたが傷つく度に満足感を得ている自分に対する罪悪感を歌ってると捉える事も出来るけどそれはそれで相当グレーだよな。

そしてこれが3番サビに至る所で更にまた展開することが判明したのがこの日曜日の23時半前の頃だったのですがそこらへんの話からまた次回って事になるかどうかは矢継ぎ早にどんどんアクションを起こしている@hikki_staffによムーブメント次第になるなっ。インスタ開設おめでとう&ありがとうっ! 蔵出しオフィシャルオフショットofヒカルを切に所望っ!