無意識日記々

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Can You Keep A Secret live concert ?

20年前の今日はボヘサマシークレットライブだったのね〜。あたしはその頃全く関係なかったが、当時のわちゃわちゃを思い出して朝からしみじみしてしまった。この日のライブの模様はそのまま『For You』のミュージック・ビデオに使われている。一方、『タイム・リミット』の方もシークレット・ライブ・バージョンのミュージック・ビデオが存在していて、しかしあれはCS限定、音楽専門チャンネルでのみ放送されたんだったな。あれ持ってる人は貴重よねぇ。どっかでソフト化してくんないかな。20周年てことで。サックリiTunes Storeで売っちゃってくれればいいのに…。

という感じでこの夏は宇多田家初の全国ライブコンサートツアー『Bohemian Summer 2000』20周年にあたる訳だけど、まさか全世界的にライブコンサートに関してこんな状況が起こるとは20年前には思ってもみなくて。度々感染症の話題は出ていたが、「無症候時に感染力最大になるウィルス」なんて、SFでも滅多に取り上げられてなかったんでないか?? お陰で密着度最高ともいえるライブハウスでのギグは現在全世界的に取り止め中で。とほほ。

つまり、20年経った今また20年前のようなライブハウスでのシークレット・コンサートが開催される望みはほぼ絶たれてしまっているという訳だ。それを考えると、10年前にライブハウス・ツアーしといてよかったよねぇ(『In The Fresh 2010』のことね)。あれを「もっと人気の落ち着いた老後の楽しみ」として後にとっておいたら実現していなかったかもしれない。やりたいと思った時にやっとくの、大事。

とはいえ、現実問題として、10年20年経った今も宇多田ヒカルの名前でツアーをすればアリーナ・クラスが必要になってるので、今後も「人気が落ち着いて」なんて局面は一切やってこないかもしれん。ファンとしては嬉しいやら寂しいやら。

先日、ヒカルがCubic U時代にカバーした『Close To You』の作曲者であるバート・バカラックが92歳にして新曲を発表していたが、自分で作れる人は何歳になってもまだまだ続いていける。78歳になったポール・マッカートニーもますます元気だしな。……あの人は流石に異常か。20世紀の偉人だし。

ヒカルさんも創作活動はまだまだ長く続いていくのだろうが、コンサートとなるとそれよりは期間が短くて、で現況では機会も限られてくる。次からのツアーは、まぁ今までもそうだったんだが、これまで以上に一回々々を大切にしていかないといけないわ。なので出来ればライブ全音源を配信販売して欲しいのだけど、いやこればっかりはなかなか実現しませんわね。シークレット・ライブの映像もそうだけど、出し惜しみしてる場合じゃないんよね……嗚呼、商売ってな本当に難しいもんですな。