本日は『Can You Keep A Secret?』発売20周年記念日で。もうそんなに経ったのか、というより、最初の5年くらいの密度が凄まじいなとデビュー22周年なんかと併せて思ったり。
同曲は2001年の日本国内シングル曲年間No.1の楽曲で、市場の変動を加味すると最大のヒット曲のひとつとして数えられるのだが、かといってヒカルのレパートリーの中でそこまで突出した人気曲かというと断トツでもない。他にも名曲が居並んでるからね。ライブで必ず演奏される曲というわけでもないし。
とはいえ近年はそこらへんの感覚もアップデートされつつあって。まず2018年の『Laughter In The Dark Tour 2018』では『Kiss & Cry』に組み込まれる形で部分的にライブで演奏されて話題に上った。そして昨年、アンサーソングとして『誰にも言わない』が発表されたのが大きい。この曲の存在を前提とした今日の20周年記念日なので、今までの例年の発売記念日とは少々趣が異なって感じられる。
『誰にも言わないで』に対する
『誰にも言わない』、
『少しの冒険と傷つく勇気』に対する
『一人で生きるより永久に傷つきたい』、
『このまま隠そう逃げ切れなくなるまで』に対する
『明日から逃げるより今に囚われたい』、
『側に居ても遠回しな表現探してる』に対する
『回り道には色気がないじゃん』、
『Can you keep a secret?』に対する
『Can you satisfy me?』、、、
、、、という風に随所に対となる表現が表れるこの2曲。やはり全体的に20年経って「成長したなぁ」「大人になったねぇ」という感慨が湧いてくる。相手に求めるものが内緒から満足に変わるとこうもアダルトになるのか……秘め事が睦つ事になったのね。いやはやなんとも艶かしい。
となるとやっぱりこの2曲がライブで続けて演奏されるのが楽しみで仕方が無くなるんだが、それは一体それぞれの曲が発売何周年の頃になるのか、今の時点ではなぁんもわかりませんわな。でもその時をいつかいつかと心待ちにして過ごしていきたいと思いますよ。誰にも分からないとしてもおとなしくなんてしてられないわっ。