無意識日記々

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Movin' on without "Movin' on without you"?

で今日は『Movin' on without you』発売記念日。2ndシングル22周年。毎年キャンシーと連日で祝う事になりますね。

この曲、ミリオンヒットシングルなのにそこまで代表曲感がない。……普通そこまで売れててそんな事態に陥るだなんて事はまず有り得ない訳で言っててちょっと意味がわからないのだが、実際『UTADA UNITED 2006』以来15年間ライブでプレイされていない。どのライブでも演奏される1stシングルの片割れ『Automatic』や泣く子も黙る3rdシングル『First Love』とは扱いが違うのだ。

思うに、この曲っていちばん「若気の至り」感が強いのかもしれない。青臭くて恥ずかしくて歌えないというよりは、若いからこそ至れた境地というか、この切れ味は瞬発力がないと生まれない気がする。今のヒカルが若々しくないということではないのだけれど、現在進行形の新曲たちと較べてちょっと浮いてしまうのかもしれないなと。

それでもやっぱりこちらとしてはナマで歌って欲しいので、ライブ用のリアレンジを考えてみる。この曲のシングルのカップリングには『(Tribal Mix)』としてリズム隊だけをバックに歌うバージョンが収録されているが、うーん、コンサートホールで演奏するには実験的過ぎるだろうな。

では『COLORS』や『Letters』のようにストリングス・バラード・バージョンにするというアイデアもあろうが、そうなると『とまどいながらでもいいから愛してほしい……』のパートがイマイチ決まらない。あそこのブレイクがハイライトなだけにここでダレるとなるともうひとひねり考えないといけなくなる。結構骨が折れそうだ。

やっぱりオリジナル通りに演奏するのがいちばんいいかな。とはいえ、それはどの曲でも最初はそう思うの事。『BLUE』のようにライブ・バージョンで生まれ変わる曲もあるので、やってみないとわかんないわね。逆に考えれば、この曲をライブで歌い切れてしまえば「宇多田ヒカルはまだまだハジけられる」と内外にアピール出来るので、敢えて挑戦してくれるのもいいかもね。そういう日が早く来てくれればいいんだけどなっ。