無意識日記々

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ネタバレを甘受した代償として

土曜日朝のヒカルのツイートがまたバズったなぁ…。

@utadahikaru:今までの新劇場版の曲はその都度大まかなプロットだけ聞いて作ったけど、今回は台本を読んで最後のシーンを思い浮かべながら、曲の第一音(イントロのシンセ)からプログラミングと作曲を始めたから、オンライン試写の時にドキッとする絶妙な瞬間に曲が流れ出して嬉しかったなあ[emoji:B60]🏻‍[emoji:538][emoji:B60] posted at 10:23:38

@utadahikaru:今まではネタバレがいやで台本読みたくなかったんだ[emoji:331] posted at 11:47:56

一つ目のツイートが現在3.1万いいね&19万RT、二つ目が3755いいね&3万RT。二桁RTが頻発する昨今であってもバズったと言って差し支えない数字。

この恩恵に与り(?)あたしが吊るしたQ年前のツイートをはっつけただけのリプライも結構なリアクションをうただきまして。37万インプレッションとか何事。200超いいね&900RTとかみたことなかった。まぁ通知は纏めてになるので特に困らなかったけども。カウンターの数字が見る度に増えてるなーと。まとめサイトにも貼られてたな。まぁそれは事後というかあんまり関係ないか。

ついでにここへのリンクを貼ったリプライを吊るしておいたら普段の5倍のアクセスがありましたとさ。それでフォロワーさんが目立って増えたとかではないから突風が吹いたようなもんだわね。ほんの数人の新しい読者の皆様どうぞよろしく。

という訳でツイートの内容なのだが、そう、今回ばかりはヒカルも台本を読んだんだと。旧劇版から親しんでいる人がオーラスたるシンエヴァのネタバレを甘受するとか精神的に大変だったのではないかという気もするが、一周回ってというか、自分の歌の歌詞が物語に影響を受けているのを受けてのことだったのかなぁと。最早エヴァンゲリオンはヒカルの物語の一部でもあるのだと。とはいえそこはしっかり一線を引くというか、今回のツイートではエヴァという単語は使ってはいない。TVシリーズと旧劇版の歌は残テと魂ルフなんだとエヴァファンとして念を押しておきたかったということもあったのだろうな。我が物顔で歩こうなどとは露ほども考えてない。徹底している。

『One Last Kiss』のシンエヴァストーリーオマージュな曲構成を聴けば台本読んだ上でというのは極自然な帰結ではあるものの、「ヒカルだったら台本読まずに見通すことも可能かもしれない」と真剣に考えなければならなかった為そういう判断は下せなかったというのが個人的な実際だ。まるで超能力者扱いだが、今回のツイートにぶら下がった絶賛に次ぐ絶賛のリプライの数々をみるとそういうことがあってもおかしくなかったと今ですら言える。ここまで受け容れられるってないよ。残テと魂ルフだよ相手。ただでさえファーストコンタクトを神格化しがちなアニメファンをよくぞここまで納得させたものだよ。それができるのは、私の中ではシンエヴァのストーリーを予言するより更に難しいことだった。こうやって現実になっているから飲み込まざるを得ないが、宇多田ヒカル登場以前に「将来こういうことがあるよ」と言われていたとしても全く耳を貸さなかっただろう。まだ来年核戦争で人類社会が滅ぶと言われた方が現実味がある。誇張でなく。

ヒカルも、デビュー以来いちばん讃えられているのではないの。まぁデビュー当時のインターネット黎明期ですら一日700通のメールを受け取っていたそうだから今よりリアクションは多かったろうが、果たしてここまでの密度で絶賛だったのか。勿論、「リプライしに来る人たちの中で」というバイアスの存在は忘れてはならないが、お世辞や嘘を言っていると見える人は見当たらなかった。心底、『One Last Kiss』は『Beautiful World』や『桜流し』と共に絶賛、いやさ神格化されている。今年の評価は、趨勢は決まってしまったなぁ。

映画公開前は映画自体にあんまり期待してなくてすいませんでしたm(_ _)m なんぼでも叩かれたいかと思います。誰にでも楽しめるエンターテインメント作品、とはならなかったけど前3作を追って来ている人間にとっては傑作でした。いやほんと、浅はかだったなぁ。ヒカルを信じる自分を信じろって言いたいわ。グレンラガンも旧ガイナックス作品ですねー。

今週は『PINK BLOOD』への期待を膨らませながらこの偉業を引き続き称賛していくことになるかと。ファイルーズあいみたいに(徐倫役決定おめでとう!)「やれやれだわ」ってやや呆れながら書いていきたいと思います。