無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

ニマニマするマニア

さて今まで二ヶ月以上妄想を繰り広げてきたけれどそろそろリセットする時間帯。この曲はこうくるかなああなるかなとあれやこれやと想像を巡らせてきたけれど、聴いてしまえばもうそれで確定する。想像の余地が無くなってしまうのはほんの少し寂しい気もするけれど、勿論フルコーラスってのはその寂しさを優しく包み込んで余りある充実なのが毎度の事なのだ。この期待が裏切られた事は無い。…うん、そう言い切れるって凄いな…。

という訳でリセットの為に、普通の事を言って頭を再整理しよう。

宇多田ヒカルの新曲が出るのである。それをリアルタイムで体験出来るのだ。モーツァルトと同時代の人は…とかザ・ビートルズの時は…とか昔から色々あったんだろうけど、どれかひとつだけ時代を選べるのならと問われたら私はまたこの時代を選ぶだろう。ヒカルの新曲とまっさらな状態で巡り会えるこの時代を。なんだか『Goodbye Happiness』の歌詞みたいだね。うふふ。

普段の生活でヒカルの歌声を聴くそのローテーションがどんどん長くなっている。曲数が増えてるんだから当たり前なんだけど、お陰でひと回りする頃にはまた同じ曲を新鮮に聴くことが出来るようになってきている。当たり前だが『First Love』アルバムが出た頃だと一時間聴いたらまた同じ一時間がすぐにやってきていた。コンサートだってカバー曲をやらないとセットリストが埋まらなかった。いや、Cubic Uあったやんかと言われたら確かにそうなんですがまぁそれはええやんか。

今やオリジナルアルバム9枚にシングルコレクションが2組だ。勿論各種コンサート映像商品もあるし、ミュージック・ビデオも充実している。もっと高画質で手に入れたいけどね。その豊かなラインナップにまたひとつ新たに一曲が加わるのかと思うと、いやはやなんともはやニマニマが止まらない。小さい頃の玩具を買いに行く前の日とか漫画新刊が出る前の日とか遠足前夜とかと同じテンションを老いたおっさんが持ててるってなんかスゲーなぁ。

『PINK BLOOD』。この文字の並びが醸すイメージが、このあと午前0時を境に大きく変化するだろう。6秒や15秒や90秒では捉えきれなかった感性をたっぷり滲み渡らせ吸い込めるよう、今から心に余裕を、間隙を持たせてこれからやってくる感激に備えておきたい。大歓迎の態度でいたい。ようこそ、私の人生へ!

あーワクワクするなぁ。流石に過去の実績のお陰で不安というものは殆ど感じられない。どれだけどのようにどんな風に感動させてくれるのかという期待だけで脳内が満たされている。たった5分かそこらの作品が、人の人生の彩りを変えていく。嗚呼、武者震いってこういうときにも起こるのか。お前は特に何もしないくせにな(笑)。少しずつ事前の予想を捨象しながら、その歌のありのままの姿を受け容れられるように、頭と心をカラッポにしていきますですよ。嗚呼々々、もうあと3時間…。取り敢えずそこまではちゃんと安全に生き残ろうと思いますですよっ!