無意識日記々

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語られぬ天国と地獄

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――天国あるいは地獄でお会いしたい方はいらっしゃいますか。会ったらその人とはどんな話をしたいと思いますか。

宇多田  何人もいます。会話をしなくても、なにか通じ合える別の方法があるんだろうと楽しみにしています。

https://www.yomiuri.co.jp/kodomo/fromeditor/notice/20210802-OYT8T50047/

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質問者に悪気は無いんだろうが「天国あるいは地獄で」って、宇多田ヒカルが地獄に堕ちる世界線も想定するんだろうか。一体それどういうシステム??

誰を想定しているのか想像してしまう。お母さまをはじとした身内の皆様は当然として、あとはうちらの知らないプライベートな友人知人たちだろうか。有名人だと尾崎豊フレディ・マーキュリーに、レフト・アイとかアレサ・フランクリンとか? ロアルド・ダールとかダニエル・キイスとか、そういう人たちも浮かぶなぁ。

あたしだったら「地球で最初に生まれた生物の方」に話を伺いたかったりするのだけど、天国や地獄なら現世では会話が不可能だった対象とも通じ合う方法があるのかな。

今日は広島原爆投下から76年の日にあたるのだけれど、そこで焼かれた万単位の人たちがそれぞれ天国と地獄に振り分けられる様を想像して、何が残酷なのかわからなくなる。死んでからも値踏みされるだなんて気が休まらないなぁ。

ヒカルも、「天国と地獄」には一切触れてはなくて、徹頭徹尾「死後の世界」について語っている。何か言いたいことがあるのかもな、と何も言わない事で伝えてくれてる気もしなくもないが、それはこちらの気の回し過ぎかもしれなくて、でも一方でこれで読み取って欲しいと言ってもいるようで、なかなか反応と判断が難しいのだけれど、断っても全く構わなかったこういった質問に答えてる時点で、言いたいことがあったんだろうなとは、感じ取る事が出来ましたよ。それはそれで、いいかもね。