無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

外から見る目も養いたいですが

「ずっとここで宇多田ヒカルのこと書いてると外から宇多田ヒカルがどう見られてるのかよくわからない」とは度々書いてきたが、わからないなりに、今の注目度は尋常じゃないんだろうなというのは何となくわかる。あんまり参考にならないかもしれないが、この日記のアクセス数はこの3週間ずっと普段の倍の数値のようだ。(もうちょいこまめに見ようね私さん)

今ヒカルがテレビに出てないというのがどれくらいの影響の差を生んでるのかはよくわからない。サブスクが主体になってよりテレビ視聴の同時体験が影響力を発揮してるとかあるかもしれないなとか、色々考える。

一方で、例えば先週。テレビドラマ「最愛」がTver史上歴代1位の視聴数を獲得したというニュースがあった。喜ばしい限りだが、「民放見逃し配信サイトで人気」というのは、テレビで人気があったのかネットで人気があったのかよくわからない。テレビは観るけどネットはよくわからん、という人からテレビ受像機をそもそも持ってない人まで多様なんだろうかな。

こういう時に宇多田ヒカルという人のイメージはどこに置かれているのか。そうそうテレビには出ないが、昨年夏は資生堂のCMである程度顔を見せてた…のかな? あれテレビで流れても外タレの1人みたいに思われなかっただろうか。

だったらもう昔みたいにテレビでの露出を考えなくてもいいのかな。情報番組でとり上げてもらう必要はあるんだろうが。

寧ろツイッターとインスタグラムで同業者に絶賛してもらう方がいいのかもしれない。それこそ昔は、同業者間で評判の高い音楽家はミュージシャン'ズ・ミュージシャンという呼ばれ方をして大衆支持との乖離を強調していたものだが、今はそのリスペクト相手の音源がたちどころに聴ける。ひとつひとつの効果は小さいかもしれないが、積み重なっていくと侮れないだろう。

『BADモード』は同業者の評価が恐ろしく高いだろう。最早彼らも単なるリスナーの1人になってしまってライバルやってくれそうな人が見当たらない状況だ。格好だけでも真似てくれた最初期の倉木麻衣や、ベストアルバムの発売日をずらしてくれた浜崎あゆみが懐かしい。もう今はそういうことをする気にもならないだろう。YOASOBIやOfficial髭男dismの再生回数はヒカルの十倍二十倍だが、あそこから成長して音楽的にライバルになってくれるかというとなかなかに難しい。

まぁそもそも、音楽をやっているのにライバルって何?というのが若い人の感覚だったりするんかもな。直接試合をするわけでもないのにね。YouTubeやサブスクでどれも手っ取り早く音が聴ける今、何かと競うプロモーション自体が効果を減じていくのかもしれない。それでも再生回数や視聴数などが宣伝材料になるのは間違いない訳で、そうなってくると、ヒカルの叩き出してる数字はまだまだ物足りないのかもしれないな。ここから3週間のプロモーションがどうなるか、じっくり見させてもらうとするわん。