無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

BADモードにBADニュース?

あれま。

【お詫び】2月23日(水・祝)発売 宇多田ヒカル 『BADモード』 通常盤 ブックレット歌詞誤表記のお知らせ

https://www.utadahikaru.jp/news/detail.html?id=538353

》この度、『BADモード』通常盤(ESCL-5629)におきまして、ブックレット内23ページ目「キレイな人 (Find Love)」の歌詞に誤りがあることが判明いたしました。

やっちまったなぁ。

でも、リスナーで気にする人の割合は昔に較べればかなり小さいだろう。歌詞なんて無料ですぐネットで検索出来るからね。サブスクやダウンロードを利用せずCDで音楽を聴く人もスマートフォンはかなりの確率で持ってるんだし。

私なんかはこの一報を読んでまず「次のプレス盤を買って見比べようっと」しか考えなかったもんな。外から見分けつかないだろうからガチャ気分になるけども…。まぁそれは『BADモード』を何枚買っても構わない人間の戯言ではあるんだけど、これ交換対応すると詳述されてる割に殆ど応募ないんじゃない? 数十件とかそんなレベルかもしれない。

交換対応になるのは「不良品の回収」も兼ねてるからだわね。法人としてはこう対応しなきゃいけないのが辛いところ。

これ、恐らくなんだけど、まるっきり歌詞を掲載してなかったら何とかなってたかもしれない。「アーティストの意向によりこのトラックの歌詞は掲載されておりません」で通せた可能性もある。が、今回の誤記は一部の欠落(昔は乱丁・落丁なんて言い方もしましたね)なので、言い訳のしようもない、か。歌詞の文字表記は著作権料の発生する著作物なので、その使用料が価格に含まれている以上、誤表記は不良品扱いになる(という解釈でよかったはず)。

言い訳といえば思い出されるのが、今作にも収録されている『Face My Fears(Japanese Version)』のあの部分だわね。そう、今回アルバム・バージョンではしれっと修正されているあの部分。当時イベントで公式があの部分のことを「楽器同士の干渉でそう聞こえるんですね!」と頑なにミスを認めようとしなかったのも、認めたが最後商品の回収騒ぎになるからだった(とあたしは解釈してる)。いや勿論、リスナーの殆どは気にしない・気にしてなかったのだが、そこは商売なので仕方がない。あの部分、パフォーマンスが正しいとすると歌詞カードが誤表記になってしまうし、歌詞が正しいとすると収録トラックが不良品扱いになってしまうという結構詰んだ状態だったのだ。あれを認めてしまうと、今回のような交換対応が必須になっていただろう。歌詞カードが交換されたのかCDが交換されたのかはわからんが。法人としては不祥事で始末書を書く事態だから結構重いのよね。今回気にする人が少ないからピンと来ないかもしれないが、食品でいったら異物混入或いは逆に必要な食材が足りなかった(サッポロ一番塩ラーメンにゴマの袋入れ忘れたとかそういうヤツ…値上げするんだってね…)みたいな事態なのよね。そりゃ重い。料金を不正に徴収してた理屈になるからね。

ということなので、慰めにはならないかもしれないけど、公式を責めるようなことはくれぐれもしないで欲しい。担当者の人凹みまくってるだろうから。枚数も何万枚も出荷してる訳だからその数だけ修正ブックレットを用意しなきゃいけない(と言ってもそれは原則論で、返送のプロセス日程を見れば(以下は略でいいよね))。まぁ宇多田ファンにそんな責めるような人は滅多にいないか。でも、そのほんの僅かの罵倒が応えるのよ。「徳島のファンをバカにするな」みたいなやつな。

今回は突貫工事だったのもあるから(12月28日にまだ曲が出来てなかったんだから)、ヒカルも責任を感じてるかもしれない。校正に取れた時間が極端に少なかったろうし。勿論こっちから言う台詞は「気にしないで欲しい」一択なんだけど、まぁ尾は引くよね。

なのでコレクターのみなさん、「レアな盤が手に入った! 2枚目を買う理由が出来た!」と喜んでおきましょうね。いや、建前上は回収できないと困るんだけど、本人達が凹んでる以上、とにかく周りは優しい言葉を投げ掛けておくのがいいんじゃないかな…ってスタッフツイートのリプ欄と引用リツイートみてみたら既に皆さんそうしてくれてるわね。言うまでもなかったか。いいファンに恵まれててほっこりするわ~。