無意識日記々

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ではフェスを「観る」方は?

前回はヒカルがフェスに「出演する」妄想の話をしたが、「観に行く」だけだとしても結構意義深い。というのも、それで昔Skrillexと知り合うというミラクル(?)を起こしているからだ。ヒカルがフェスに行かなければ『Face My Fears』は生まれなかったのである。

https://www.billboard-japan.com/special/detail/2583

詳しい出会いの経緯は↑の記事を参照してうただくとして。要はフェスってなミュージシャン同士の出会いの場でもあるから、ステージの上に立たなくてもバックステージで事件は起こるってこと。

それに、7歳のこどもにとっても異国のロックフェスを肌で体感するって結構な経験だと思うんだけどね。連れて来てるかは知らないが。元旦那に預けるって手もあるんだっけか。喧嘩別れした訳ではないようだしねぇ。まぁそれは知らんが。

とはいえ、観客席に宇多田ヒカルが出現したらそれこそ大事件なのでなぁ。変装ったって限度があるし。何?スタジオでスタッフに間違われたことがあるくらい普段はスターのオーラが出てないだって? うーむ、だったらいいのか…危険な賭けにはなりそうだが。

ではバックステージから観ればいい、宇多田ヒカルならバックステージパス出るでしょう、とはなるんだが、今度はアーティストたちが黙っていない。オーディエンスのみならず、今や(昔からだけども)アーティストの皆さんも須く宇多田ヒカルのファンであるからして。その場でオファーが来るなんてこともある。中には無碍には出来ない依頼もあるかもしれん。人間関係の煩わしさよの。

こうしてみると、ヒカルって、「フェスに出る」より「フェスを観に行く」方が遥かにリスクが高い。我々の感覚ではそこらへんの苦労は想像が及ばない。Skrillexと出会えたのは、ドイツのメタルフェスという宇多田ヒカルの名前が殆ど轟いていない場所柄があってこそ。日本のフェスに宇多田ヒカルの逃げ場はない。もう、関わるなら出た方が早いという。それは言い過ぎか。にしても、やっぱり普通の感覚では測れない。

でもほんと、4月のコーチェラ出演は大きかったわねぇ。妄想って不思議なもので、可能性0%だとうまく拡がらない。かといって100%だと甲斐が無い。その間の「もしかしから万が一あるかもしれない」を探る楽しさが妄想の醍醐味なのだなと。そこを捗らせてくれたヒカル初のフェス出演がコーチェラだった訳で、そうでないとこんなエントリー書かなかった、書けなかったよ。こういうワクワクの楽しみが増えたのも、ヒカルが頑張って実際にフェスに出てくれたお陰だわ。非常に感謝しています。