無意識日記々

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不滅のあなたへ第2期OP映像の話その1

遂にというかあっという間にというか、「不滅のあなたへ シーズン2」の放送と配信がスタートした。当然ながら主題歌、オープニング・テーマは『PINK BLOOD』だ。

今回は第1話からオープニングで登場している。

https://plus.nhk.jp/watch/st/e1_2022102303043

オープニングだけ観たい、という方には今回もノンクレジット映像版がYouTubeにアップされている。

https://youtu.be/0jluNJlvoMw

今回も、いや今回の第2期は第1期のそれ以上に見事な映像による楽曲への"気遣い”と“優しさ”に溢れているなぁと感じた。

順を追おう。

最初は、海底の様子からだ。タイムリーというか何というか、『色とりどりの生物の舞い』だよねこれね。となるとこの間公開された『Somewhere Near Marseilles ーマルセイユ辺りー』のSpotify限定動画なんかも連想されるが、不滅制作側はどこまで意識したのやら。

原作側の意見とすれば、第2期からいよいよ「生命の濫用」というテーマに立ち入っていくので、オープニングに“初心”である生命の多様性とそのゆりかごとしての海を描きたかったのだと推察する。

最初に映る甲殻類らしき生き物がピンク色なのは、歌い出しの『PINK BLOOD~♪』の『PINK』に合わせてくれたのかしらね? そして血管が手のひらを走る。そりゃもう『PINK BLOOD~♪』の『BLOOD~♪』の部分のことだろうな。のっけからもう「主題歌に最大限のリスペクトを払いやす!」という宣言をしてくれてるようで、もうここだけをみて安心してしまった。

勿論ここからリスペクト映像はまだまだ続く。そこで

『誰にも見せなくても

 キレイなものはキレイ

 もう知ってるから』

の部分のバスドラに合わせて画面全体が明滅する。歌詞の意味に合わせた映像を宛てた出足からいきなり一転してサウンド面でのシンクロを組み合わせてきた。なかなかに多彩で飽きさせぬ。この先の展開も読みづらい。

『…もう言ってるから

 あなたの部屋に歩きながら…』

の所で画面が上にパンするのは第1期のになぞらえてる模様。ここらへんでしっかり続編としての立ち位置を表明するなんざ抜け目ない。なるほど、主題歌にばかり気を取られてる訳ではないのだなとこちらが思うか思わないかのタイミングでその『あなたの部屋に歩きながら』の一節に合わせて画面の中の海岸線に居るフシを歩かせる…ここら辺の波状攻撃よなぁ。一旦ドラムパターンに合わせて音の方に注意を寄せておきながら、また歌詞の意味に戻ってくるというね。

でその続きに

『床に何個も落ちる涙』

という名フレーズがある訳だがここでも不滅制作側は抜かりなく第1期同様「滴が滴り落ちる」アニメーションを差し挟んでくる。勿論それだけでは終わらせず、そこから地中を一瞬だけ描いて生命の流転を思わせるのだった…

…ってこのペースで書いてたら日記1回じゃ終わらないねw 次回に続きます。