無意識日記々

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今後はきっとサブスク&アナログ路線、だろうけど?

本日の公式ニュース。

─ 初リリースとなる限定7インチアナログ盤2枚組「First Love/初恋」好評を受けて追加生産が決定。

https://www.utadahikaru.jp/news/detail.html?id=546612

アナログ増産だってさ。発売5週間前なのでこれで初回出荷枚数が確定かな。好評なの誠に嬉しい所存。

今やフィジカルといえばCDよりアナログレコードとなった。CDが出てきてカセットテープやアナログレコードより随分便利!と感激していた当時小学生だった私からしたら「どういうことやねん」という気分が未だに拭えない。

だが今年、宇多田ヒカルもオリジナル・アルバムをフィジカルより1ヶ月早く先行配信する一方で、過去作総てをアナログでリリースするという両極端な作戦に出た。ライトファンはストリーミングで聴いてね&ヘヴィファナティックスの皆はどんどんアナログを買うんだ豪華な気分になるだろう?という具合。実際、部屋で飾ると気分がいいもんねメガジャケサイズってな。もう気分じゃないのとか言うてる場合ではなくなっている。

とはいえやっぱり聴くとなるとこれが億劫極まりない。最初買った瞬間は折角だからと針を落としても結局はストリーミングで聴いた方が楽だ。ハイレゾストリーミングともなると音質も素晴らしいしね。

いやそれどころか、ジャケットやアートワークだけを楽しんで一度も円盤を取り出した事が無い、という人も結構居る…どころかもしや最大多数派なのでは??? レコードプレイヤーはどれを買えばいいかわからない一方、アナログはどれも限定生産ということで取り敢えず買っちゃわないとってなってプレイヤーはあとでじっくり探そう、なんて人も多かったのでは? そして短期間で8枚も出すもんだからプレイヤーを買う予算が無くなって…みたいな。

これ、もうそれでいいと思う。お布施気分でどんどんアナログを買って宇多田ヒカル&レコードレーベルに還元すればよし! ストリーミングを1万回再生するくらいのお値段だよ多分(※ 各サブスクによってレートは異なります)。

で。売る方ももうそのつもりでいいんじゃないかな。今年オリジナル・アルバムを全部アナログで出して一区切りついたろう。今後は新曲新譜をサブスク&アナログでリリースしていく中で、アナログレコードを「プレイヤーを持っていない熱心なファン」に買って貰えるように何か一工夫していけばいいんじゃないかと。

幾つか私も考えてみるか。

最も安直に思い浮かぶのがアナログレコードサイズ(12インチってヤツですね)のフォトブックをつけること。今回のハロウィンコスプレでもわかるとおり、四十路を目の前にしてまだまだ近影で色々と勝負できるお人なので、「ここでしか見れない」カットを惜しげも無く投入すればレコードを聴けない環境の人でも買いたくなるに違いない。「2021年まで3年間のハロウィンコスプレ生写真をここだけで独占で!」とか言われたらどうする? 私は買う。生写真をアナログサイズでというのは結構大胆だけども。

他のアイデアとしては『Message from Hikki 出張版』なんかはどうだろうか。ヒカルさんがメッセージをしたためてくれるのだアナログレコード限定で。私は買う。活字だと味気ない、というのであれば直筆で『うたマガ 出張版』をつけてくれれば。勿論買う。

或いはシンプルにポストカードをつけるとかでもいいかもね。そのリリースの季節に合わせたクリスマスカードや年賀状、暑中見舞いや寒中見舞いなど、ヒカルさんのお写真とちょこっとメッセージで構成されていたら嬉しい。郵便で出すの勿体ないというのはあるけど、ファン同士で同じ写真のを贈り合えばいいのでは?(天才か???)

と、在り来たりながら効き目のありそうなのを列挙してみたが、CDと違って「コンサート優先予約権」の類いはアナログレコードの付録には宜しくないかもしれない。それの為に買うには大きすぎるのよねぇサイズが。感覚的にも。買ったらすぐ売られそうで。まぁ中古レコード屋が潤うのは悪いことではないのだけど。その点を考えると来年25周年記念ツアーをやるとしてもなんだかんだでCDを出す気がする。CDなら何故か優先予約権とか許せるというか、皆が慣れてるよねっていう話だわね。

そんなこんなで、来年は引き続き宇多田ヒカル名義のアナログマテリアルがリリースされていくだろうけど、CDもきっと出すよねという話でしたとさ。アナログプレイヤーもCDプレイヤーも持ってない!って人にはなんだか厳しいよねぇ。ダウンロード購入にも優先予約権つけられないかなぁ? それならフェアな気がしますよっと。