無意識日記々

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次のアルバムのジャケットは果たして一種類なのか?

『EXODUS』全米発売記念日。もう17年になるのか。日本発売から1ヶ月遅れての発売だった。更にジャケ違いの英国盤がそこから一年後にリリースされている。2009年の『This Is The One』も、日本盤発売日、デジタルリリース、全米発売日がそれぞれバラバラだった。各国市場の事情があったのだろうが、これをされるとどれを記念日にしたものやらと戸惑う。まぁ、結局全部祝うんだけどね。

『EXODUS』はUSとUKで全くアートワークが異なるが、『This Is The One』の方は国毎に曲順が異なる。国によっては『Come Back To Me』をオープニング・トラックにした流れに差し替えられている。単純に、この曲がヒットしたからだろう。

過去の英語アルバムではそういったことがあった。では、宇多田ヒカル名義ではそういうことがありえるのか。今までならありそうもなかったのだけれど、今回『Find Love』が英語詞曲だと判明している。もしかしたらまだ更に英語詞曲があるかもしれない。そういった楽曲が、他の国でヒットしたりしたら、各国のレコード会社から「『Find Love』を一曲目にしたバージョンでリリースさせてくれ」とか、或いは「『Find Love』のヴィジュアル・イメージに沿ったジャケットでリリースさせてくれ」みたいな要望が来たりしないのかな、と。『EXODUS』のUK盤は、その数ヶ月前にリリースされた『You Make Me Want To Be A Man』のプロモーション・ビデオに準じたアートワークになっている。その時の、その国での目玉に合わせたヴィジュアルが要求されても不思議ではないのかもしれない。

17年前や12年前とは色々事情が違っている。ストリーミングが主体になっているから、そもそも、日本以外ではCDがリリースされるかどうかから問題になるだろう。

寧ろ、『One Last Kiss』EPの成功を受けて、「アナログだったら出そうじゃないか」となるかもしれない。その時に、各国盤で、その『One Last Kiss』EPのアートワークがシンジ/レイ/アスカと三通りあったように、次の宇多田ヒカル名義のオリジナル・フル・アルバムも、アナログ盤のアートワークに国毎のバリエーションを持たせてくるかもしれない。そうなったら、コレクターの皆さんの腕が鳴るでしょうな。なかなか、楽しいことになりそうだ。UTADAの二枚のアルバムを思い出すと、全くの荒唐無稽なアイデアとも言えないのでありました。