『Gold ~また逢う日まで~』ワンコーラス、何度聴いてもいいねぇ…としみじみしてしまう。十日後にはハイレゾ版や立体音響版で聴けるのだろうが、YouTube動画の音質で十分満足してしまえるのはヒカルの歌が上手いからだわな。ド直球の感想になりますが。
昔から新曲は試聴音源を公式HPで先行公開したのを何度も聴いてたし、2007年頃は着うた全盛期で切り取られたパート毎にお金払って買ってたんだもんなぁ(遠い目)。CD時代とサブスク時代の間に「ダウンロード時代」と呼べる時期があったと言えるかどうかは微妙なとこだけど「着うた時代」は確実にあった。かなり短かったし、後から振り返っても時代の徒花扱いだけどね。もう殆どの人の手許にその音源も残ってないだろうし。
でも寧ろ今の、TikTokやInstagramでショート動画を次々と流される様子って、着うたでライト層に新曲が波及していくのとよく似ているというか、同じようにライト層に届く手段になっているようにも思われてね。そうなると、この『Gold ~また逢う日まで~』のややスロースタートなプロモーションは、そこらへん“ではない”層に訴求させるつもりかのかな、と思ったのだが、だからといってCDやアナログの発売告知もないし、これもしかして次の新曲と併せるために時間差つけて両A面シングルCD&EP(アナログ盤)をリリースする計画でもあるんじゃないかと勘繰りたくもなり。どうなんですかね?
昨年の『First Love/初恋』をEP2枚組でリリースしたの、成果がどれ位だったのかは気に掛かる。かなりの売上を記録していたのなら純粋な新曲のリリースもEPでというのは現実味を帯びてくるのだけど、特にこの『Gold ~また逢う日まで~』の曲調って、TikTokで流されていく中で指を止めさせるというよりは、じっくりと向き合って針を落として耳を傾け、嗚呼今夜も酒が美味いと独り呟いて悦に入るような、そんな聴き方がいいなと感じさせるのであるからして、多少配信開始から遅れてもEPでリリースするのはアリかもなぁと思ったり思わなくもなかったり(…思うのね、つまり)。勿論、ゆくゆくはアルバムに収録されてLPでも聴けるようになるとは思うけど、EPで聴くってのはそれとは違った趣があるなぁと昨年来から感じていますので、そこらへんのとこ些か検討よろしくお願い致します@hikki_staffの皆様。