無意識日記々

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デビュー10周年企画に至るまでの経緯をおさらい

さて次はデビュー10周年記念日の話に移るのだがそこに至るまでの経緯を。まず2006年2月に『Keep Tryin'』の無料ダウンロード祭りがあったことを思い出そう…って、当時リアルタイムでない人の方が今や多いかもね。えぇっとですね、2006年、auが新しい音楽配信サービスとして「LISMO!」ブランドを立ち上げるときにスタート企画として宇多田ヒカルの『Keep Tryin'』の無料ダウンロード配布を行ったのです。結果200万以上のダウンロードを記録して大変話題になった。それだけの人たちにLISMO!サービスを宣伝するだけの影響力が当時の宇多田ヒカルにはあったのよさ。今はそれ以上かもだが。

その翌年、今度は2007年のちょうど今日、当時の最新曲『Stay Gold』の配信開始に伴って、デビュー9周年という些か中途半端なタイミングでデビュー曲『Automatic』の着うた無料配信企画が敢行された。私は当初てっきりこの企画もLISMO!のキプトラと同様にバックにスポンサーがいるとか、或いはサンプル音源試聴の延長線上のものとして配信されるものかと思っていた。そうだ、あぁ懐かしい、リアルプレイヤーとかWindowsメディアプレイヤーで新曲のサンプル音源何度も繰り返して聴いたなぁ…いやそれはいいんだけど、ところが、である。後日ヒカルがメッセで語った所によるとこれは「有料配信の料金をレコード会社が肩代わりする」という大盤振る舞い極まりない企画だった事が判明する。結果『Automatic』は50万ダウンロード以上を記録したそうで、どんだけの金額を持ち出ししたのか怖くて聴けない程であった。

…と、いうのが、1998年のデビュー10周年記念日の前々年と前年のお話である。恐らくその時の反省(?)も踏まえてであろう、その時の企画は経済的な打撃を押さえる方向で打ち出された。

当時『宇多田ヒカル 10th ANNIVERSARY企画』と称して行われたのが次の二つ。

宇多田ヒカル着ボイス配布

・リスナー参加型ブログ開設

https://okmusic.jp/news/2733

そう、楽曲の無料配信は色々と大掛かりになるためなのかこの時には着ボイス(さっきから昔の用語の概説をすっ飛ばしてるけど、これは電話の着信音をヒカルの話し声に設定できる機能のこと)配布がメインとなっていた。なるほどこれならJASRAC様の手を煩わせる事もないですね。前年の反省(?)が見事に活かされていたのだった。

そして、この時メインとなったのがもうひとつの企画、リスナー参加型のブログ

「あなたの大好きな1曲を教えてください!」

http://uh-10th.seesaa.net/

であったのだ。次回はそこらへんの話から…ってこんな悠長なペースで語ってたら今年の25周年がもう来てしまうな! マキでいかないといけませんねこりゃ(´・ω・`)