無意識日記々

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仮にベストアルバムが3枚組なら3枚目はこう

ベストアルバムがリレコーディングベストやライブベストでない、既存音源を基にした構成になるとした場合、どのような仕様や選曲にすれば購買意欲を刺激できるか。最も考えられるのが「3枚目の充実」だ。

宇多田ヒカルの25周年記念オールタイムベストを作るのならヒット曲を網羅するだけで2枚組は下らない。なのでメインはそれでいいとして、3枚目を「レア音源集」として充実させるのがひとつの方法になると思われる。

具体的には、まず現在未CD化の音源を初CD化する事だ。『Gold~』EPの5曲に、『First Love (Live2023)』『Rule (Live2023)』、『First Love (2022 Mix)』『初恋(2022 Mix)』といった、ここ1年で配信された音源をフィジカル化(CD化やLP化)すれば幾らかのリスナーの食指は動くだろう。

他にも、各EPに散らばっている音源を纏めるのもいい。「B side トラックス」ってやつだね。多々あるリミックスをはじめとしたカップリングに収録されてきたトラックの数々を纏めて聴けると嬉しい。中には『はやとちり』のようなそれ自体がオリジナルなトラックのものや、『Passion ~after the battle~』のようなリミックスとは呼ばれない別バージョン、更にはストリーミングされていない『Flavor Of Life (Antidote Mix)』のような音源もある。25年の歴史を振り返るのに役立とう。ただ、量が多過ぎて3枚目に留まらず4枚目に突入するのが難。4枚組あたりからボックスセット扱いになってくるからちと厳しい。

4枚組になっていいなら、1枚目2枚目のグレイテスト・ヒッツ総てのTV MIXを収録してもいい。カラオケってやつだね。歌うには難しい曲ばかりだが、なんだかんだでカラオケ需要は高いだろう。

更に高望みをするなら、幾つも手掛けてきたコンピレーション、コラボレーションの楽曲も収録したいところ。「ラッシュアワー2」サントラの『Blow My Whistle』にアテネオリンピック2004サントラの『By Your Side』、Ne-yoとのデュエット『Do You』に、大黒摩季との「Promise "I do"」、くずとの「風が吹いてる」にTHE BACK BORNとの『あなたが待ってる』、小袋成彬との楽曲の数々…。更には椎名林檎との「浪漫と算盤」に、「I Love You」や「少年時代」も…それをいうならグリーンデイやバッドバニーのカバーもこれを機に…とか言ってたらキリが無いな。それにこれ、普通のベストアルバムじゃなくていつか出るかもしれない「宇多田ヒカルコンプリートボックス」に入れるやつかもね。

…という感じで、「3枚目のレア音源集」としては様々なアイデアが考えられるのだがいずれもCD1枚には収まりきらない。今回もしアナログLPもリリースされるとするならもう何枚組になるか見当もつかないわ。こういった候補の中から、どんなアイデアが実際に採用されるのかされないのか、指を咥えて待つと致しますかな。